八首抄 令和6年3月号 短歌の会 覇王樹|短歌会 2024年2月20日 18:24 臼井良夫選 白壁の反射眩しく恐縮をしてゐる様な一日終はる(広瀬 美智子) 点滴を終えたスタンドぽつねんと手持ちぶさたに病室にあり(青山 良子) 晩年の念いこころに刻みつつ令和五年も暮れゆかんとす(佐藤 愛子) 前立腺癌と闘ひをりながら一合を呑む晩酌の味(高貝 次郎) 暗闇に蛍光灯の紐探すこの世のわが手 犍陀多のごと(佐田 公子) 怒る人寡黙なる人認知症の相席にして和めるホーム(仲野 京子) 来てくれた七・四・二歳に囲まれて除夜の鐘聞く吾が誕生日(田中 章) 向日葵からひまはりまでを一匹の蜘蛛の張りたる糸が光りぬ(友成 節子)朗読を聴いてみる 覇王樹公式サイト ダウンロード copy #短歌 #短歌会 #覇王樹