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[レビュー]タイトル回収キタ!SF展開確定で大気圏突破|諫山創『進撃の巨人』22巻

諫山創(いさやまはじめ)先生の『進撃の巨人』、1巻1レビューチャレンジ、22巻目です!
21巻ではアルミンの蘇生やら始祖奪還計画やら…とにかく色んなことが起きたよ!ということを記事にしました。
(ちなみに21巻の記事はこちら)

22巻では、ついに「進撃の巨人」という言葉が登場します!タイトル回収というやつです!!!!
ではでは、以下22巻のレビューです


あらすじ

場面はエレンの父、グリシャ・イェーガーの手記の続きからはじまる。グリシャは息子のジークに密告され、妻ダイナとともに「楽園」に追放される。ダイナは目の前で巨人にされたが、自分だけは助かった。助けたのは、マーレ政府の内通者であるフクロウである。名前はエレン・クルーガー。
「進撃の巨人」を宿していた。


登場人物

エレン・クルーガー
エルディア復権派でありながら、マーレ治安当局に潜り込んでいたスパイ。通称「フクロウ」。多くの仲間に手をかけてしまった事を悔いている。自分の持つ「進撃の巨人」の能力を、グリシャ・イェーガーに継承した。「始祖奪還」の任務とともに。

22巻の見どころ

<エレンがエレンに!?>
地下室で父グリシャの手記を見つけて以来、エレンの様子がおかしくなります。おそらく、「進撃の巨人」を介してエレン・クルーガー(フクロウ)の記憶が呼び覚まされたからだと思われます。
目つきも変わりました

<敵は、世界だった>
以前、ユミルに「敵は誰なのか?」と問うたエレン。そのときは「せ…」と言った瞬間にライナーに阻まれてしまいました。
その答えは、ハンジの口から明らかになりました。
敵は「世界」なのだと


<SF展開!!>
フクロウがグリシャに巨人を継承する直前、不思議な事を言います。
「エレンとアルミンを助けたいなら」と言うのです。フクロウの中に、なぜかエレンの記憶が宿っている…
これは、巨人(ユミルの民)のキーワードである「道」とも関係があるものと思われます。

<エレンの使命>
調査兵団が海へやってきたシーン。
初めて見る海に、はしゃぐ一向。
だがそんな楽しいムードを戦慄させる一言が、エレンの口から発せられる。
「向こうにいる敵…ぜんぶ殺せば…オレ達、自由になれるのか?」
エレンの「世界」との戦いが幕を開けた瞬間でした。

まとめ

いかがでしたでしょうか!?
この巻から、一気に酸素の濃度が低くなってきました!SFキター!!!
という感じです!

物語の佳境に向けて、大気圏を突破したのではないかと思われます。
これからはシートベルトを着用して読んだ方がいいはず…!

おまけ

思春期扱いされるエレンw

確かに思春期ということもあり、みんなに気を使われているw





息子がグレて「こんな家、出てってやるよババァ」と言ったあと、「何言ってもいいが大学にだけは行っておけ」と送り出し、旅立つその日に「これ持っていけ」と渡します。