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あなたが面接苦手な理由。その解決方法。

親友が書いたエッセイを読みながら、昔こんなことを人に言われたなあと思い出した。エッセイなのに小説の一編にしか思えないエッセイを読みながら。

あなたは面接が苦手。一生それに気づかずに生きていけるかもしれないけど。あなたが本気で思って話していたとしても、それが相手に伝わらない可能性があるから。

初めそれを言われたときは、私が冷淡に話していたからかと思った。一切の感情を隠して、賢く思われるように。かつ働きやすい人と思われるように、どのタイミングでどの表情を見せるか、言葉節を変えるか細部までコントロールしようとしてたから。(因みに面接の評価はどこからも高かったし、受かる自信しかなかった。いつでも新卒の就職活動のアドバイスはできるし実際していたくらい)

でも、今ならそうじゃないってわかる。私は私の世界を生きすぎてるのだ。どういうことかって?私は私の言葉をしゃべりすぎてる。言葉の定義から始まり、どの言葉を選ぶか、そしてそこからどんな内容を話すかまで。

私が慣れ親しんだ言葉の定義が、必ずしも相手と同じとは限らない。相手の状況をくみ相手の求める内容を先読みして答えたとしても、必ずしも相手に伝わるわけではない。自分がこの場面で大事だと思うことだって話した内容だとしても、必ずしも相手に響くとは限らない。
人によって言葉の定義は違うし、大事にすることだって違う。相手が求めてるものは何か、常にそう考えて答えていたが、私が気にすべき事はそんな事より(それが出来ている前提で)重要にすべき事だったのは、相手がどういう言葉を使うかだったのかもしれない。

それに本当に気付いたのは、社会に出て人とちゃんと仕事をしてから、そして今の彼氏と出会ってから。

私は今まで自分と似たような人たちしかいない環境で育ってきた。それは性格が外人っぽいとかそういう似ているではなく、使う言葉、が同じタイプの人間と生きてきた、ということだ。

働いてみて、何か違和感を感じた。今までならスムーズにいっていたコミュニケーションが上手くいかない。初めはすごいフラストレーションだった。なんでこの人はこう思うんだろう。今の流れなら"論理的に"考えてこうなるはずなのに、って。

今の彼氏のおかげもあってなんでそれが生じるか、根本的な原因を知ることはできた気がするけど。簡単に原因を言うと、自分の重きを置いてる世界の違い。

でもまあとりあえず、自分の思考回路を1から10まですべて論理に沿って口に出せばいいと、学んだけど。自分が思ってるより事細かに、自分の思考を分解しないと相手には伝わらないのだと。

今思うと、海外のエッセイアサイメントの点数が芳しくなかった原因はここにあるのかなって気づくけど。まあ、その時の経験があって、好きなコトじゃないと自分は本当の意味で努力をできないし突き抜けることができないと学んだ、そして今がある。だからいいんだけど。

そんなことを、書くために生まれたかのような親友のエッセイを読みながら思った。こんなに仲いいのに私が知らない彼女の面がそこには沢山書かれていたから。それは、私が見たがってる世界がいかに限定的かって事を思い出させた。

でも、それでも、私の周りにいる友達は
私の世界の一部となってくれている
そのことに感謝して。

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