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東京一極集中の危機:日本の衰退を阻止するための転換点

地元発信!都心と地方活性化の新たな視点


 noteクリエーター、花やんです。週末配信の『地元地域発信マガジン』、今回もお届けします。新たな写真も載せていますので、ぜひご覧ください。

東京一極集中問題再訪


 先日、『若者の東京離れ:ブラックホール化する都心と地方活性化の道筋』という記事を公開しました。

そこでは若者たちが東京圏から地方に目を向けるために何が必要か、私なりの視点で提案しました。

東京一極集中は経済発展と両面性を持つ問題で、全世界的に見られます。経済が発展している国では、人間が便利性を求めて人口の多い地域に集まる傾向があります。その結果、首都(日本なら東京)に人口が集中するわけです。

特に日本の一極集中は世界でも特に顕著です。私は以前の記事で東京・ニューヨーク・ドバイを比較し、東京は人口吸収力が強く流出が少ない"ブラックホール"、一方のニューヨーク・ドバイは人口の流動性が高い"ホワイトホール"と表現しました。これらの見解に基づいて、「ブラックホール東京」という言葉を用いています。

ブラックホール東京の問題点


 東京の現状は、心の豊かさと目の奥の光を失った社畜の集合体が溢れていると感じています。都市の生活は外から見ると洗練されて見えるかもしれませんが、毎日の繰り返しの中でロボットのように動いている人々が多いのです。

進化するAIやロボットと比較して、"人間が退化している"と感じるほどです。人間は進化しながら生きるべきではないでしょうか?同じ定型タスクを繰り返すだけの日々、それが本当に充実した人生なのでしょうか?

その一方で、高齢者が多い地方の限界自治体にとどまるのも疑問です。古くさい昭和的な価値観が色濃く残る町に留まる意義は見いだせません。私はこうした町にとどまり続けること自体が時間の無駄だと考えています。

地方の中核都市への視点


 そこで私が提案するのは、地方の中核都市(人口20万~50万人)に移住し、そこで新たな生活を築くことです。そこでは、魅力ある街づくりに参画し、デジタル空間を活用した生活を送ることが可能となります。

ブラックホール東京に留まり、人間関係が希薄な状況でAI時代を迎えるリスクを考えると、地方都市で人間らしく生きる道を選んだ方が、地域の魅力向上と経済活性化に貢献できるでしょう。

私はこれからの日本は、多極集中型でテクノロジーを生かした経済を目指すべきだと考えています。

日本の未来:東京一極集中からの脱却へ 

ブラックホール東京と無駄な再開発


 東京では新たな再開発が行われていますが、これ以上の東京の再開発は無駄だと思っています。データから明らかなのは、ゆくゆくは東京すら人口が減少すること。 

しかし、欲望から逃れられずに再開発に突き進む東京はまさにブラックホールそのものです。超長期的には、再開発がお荷物になる時期も来るでしょう。気づいている人はほんの一握りだというのが悲しい事実です。

一極集中の資本主義、そしてその宿命


 私たち人間は自分たちの欲望には逆らえず、欲望を満たすためになら再開発や富を追い求め続けます。これは資本主義の宿命かもしれません。

その再開発を地方で新しい価値観や発想で行うのなら有効ですが、東京圏でやってしまっているのですから、これをどうにかしないといけません。 東京の過度な開発とその後遺症 規制すると自由競争社会を阻害します。

 しかし、放置すると東京だけが無駄に開発が進み、地方から若者を吸収し続け、東京は超肥満体形で身動きが取れない状態になります。それを国民が望むのなら仕方ありませんが、そうでないのなら今すぐにでも改革の道筋を作るべきです。

しかし、政府は小手先の政策だけしかせず放置してきたのです。ブラックホール東京圏を健康的で筋肉質な人間状態にするのは今のところ困難でしょう。

東京一極集中の継続とその未来

 私たち日本人がどのような状況を望むのか、それが最終的に決める要素となります。

現状、日本はロボット以上にロボット化しています。一極集中を断ち切れるでしょうか?断ち切らないと、少子化・人口減少という決められた運命をたどることになります。

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