実に楽しいキャンプであった。
某社の社員と某店店長というカレー最強組み合わせのグループによるキャンプ。
最近では定例化しており楽しくて仕方がない。

カレーですよ。

千葉県いすみ市。いすみは夷隅と書くのを今回初めて知った。

「大原上布施オートキャンプ場」実にいいキャンプ場だった。サイト１区画が広いし適度な段差があるのは変化があって楽しい。薪は自分で割れば使い放題で、ゴミも預かってくれる。（持ち帰りが望ましいとわたしは考えている）言うことがないキャンプサイトで確かにこれは人気であろう。

折からの台風が続き、千葉は本当に大変なことになっているが、このキャンプ場は幸い大丈夫であった様子。この日も長柄あたりでは何度も通行止めにあって迂回、迂回でキャンプ場にたどり着いた。

楽しい一夜を過ごして、素晴らしいスパイス料理を堪能。そして翌朝。

近所の港で朝市が開催されていると聞いてキャンプ場を抜け出してやってきたのが

「大原漁港 港の朝市」

大原小浜の漁港で朝市が開催されている。どんなものか、覗きに行きたくなった。
それで、ちょいとなにか仕入れてキャンプ場に戻って朝飯を作ろうということだったのだが。

意外や結構な規模で人出も多い。どんどん楽しくなってくる。その場で食べられるものもたくさんあって、知らぬ間に方針変更。思う存分食べることになった。

伊勢海老の味噌汁、蟹汁、たこ飯、揚げ物に練り物、もつ煮や海老を使ったラーメンや焼きそば。キリがないほどだ。

おやおや、あれは。その中でカレーを発見。ケータリングカーの屋号には

「鐵道カフェ&カレー」

とあった。2種のカレーがメニューに上がる。これは避けては通れない。

「いすみ豚のポークカレー」

を食べてみた。

わりとさらさらで、少し豆を入れるのが今風といえるかもしれない。
苦味強めでさっぱりする切れ味は、好感を感じる。赤缶の香りと味を感じるがそれが嫌味にならない、気にならないのもいい。

「港のトリトン（鷄豚）レモンキーマカレー」

は、これは塩レモンであろうか。それ風のものが下に感じられ、そこからくるレモンが強く香ってとても爽やかで心地よい。

ピリ辛具合もちょうどいい。合挽きというのもこのカレーのキャラクターに合っているようだ。繊細なものではないけれど、レモン強めでキャラクターが立った良カレーで、大変に好みの味。後味のさっぱり感もよいものだ。

どちらも上々の良いカレーで感心。おいしかった。

もうひとまわりしてみやげを買ったらテントをたたみに帰らねば。
キャンプも良かったが、この朝市のためにだけやってきて、いすみ鉄道と小湊鉄道を楽しむ、などいう旅も良さそうだ。

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