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2020年振り返り(創作)


 2020年のうちに書いておくべきだっただろうけど、振り返り記事を読んでたら面白かったので、書いてみる。


1 創作

① シレナ 

 SF創作講座の第7回の課題。第7回実作は、取材してお話を書くことがテーマだった。そこから占いと人工知能を絡めて書いてみようとした。かきおわらなかったけど、気に入ってる作品で、ちゃんと書きたい。占いが生活に根付いてるイメージはインドの占いの状況を参考にしていて、Netflixのインドの婚活事情のドキュメンタリーにも占星術師が出ていて面白い。

② トライポファビア

第8回課題は、ファーストコンタクトがテーマ。占いが好きなので、その路線を続けようと思った。集合体の知性生物と恋に落ちる話を書いた。一応頑張って終わりまでかけた作品の一つ。(エライ!)

 そういえば占星術をテーマにした小説で、乙一さんのベットタイムストーリーはおもしかった。

③ 年輪 

 第9回課題は、絵画の描写をラストシーンを絡めるというテーマ。選んだ作品は、三栖右嗣の「老いる」。若い女性が、若さを嫌って老いを買う話を考えた。 講義の動画をずいぶん経って見返した時に、思っていたよりも評価してもらえていた。実作も書けばよかった。振り返ると、こういう問題を第9回から考えていたんだなあ。


④ 私だけの音色 

  読書メーターで開催された「好きなことを語るアンソロジー」イベントで書いた作品。好きなことで書きたいものと言ったら、⑤ の最終実作のことしか考えられなかったので、その世界観を使って書いた。最終実作よりも世界観は美しい気がしている。


⑤ うつろね 

  最終実作を書いた。女性による女性への抑圧をテーマに、琴奏者のお話を書いた。なかなか実作が書けないでいたなか、「好きなものを書いたら」というアドバイスから古典の設定とか考えたのだった。初めて二万字の作品を書いたわけだけど、五期の最終実作は四万字で仕上げたい。


⑥ 幸福な家庭料理の作り方

 読書メーターの「あなたの原作をお話にします」企画で書いた作品。原作者はヘラジカさん。古本の料理本のレシピを元に作られた食事は、食べる側の感情を揺さぶり、秘密を暴いてしまうという話。プロットは、ランダムで振ってるのだけど、このプロットをもらった時は、こういうの好きでしょう? と言われているような気持ちがした。書いていて楽しかった。またやってくれないかなあ。

https://ncode.syosetu.com/n8405gf/20/

⑦ アインシュタインのでんぐり返し

 読書メーターの⑥のイベントのプロット。確かかぐやSFで「未来の学校」をテーマにした作品を書こうと思って作ったプロットの一つ。夏目漱石の「琴のそら音」とホルマリン漬けにされているという偉人たちの脳みそをモチーフにして書いた。交換して書いてくれたのはひろさんだった。

https://ncode.syosetu.com/n8405gf/10/

⑧ 如水酒

 読書メーターの文学フリマイベントで書いた作品。テーマは舞台設定がお店のカウンターで、作品全体で30%という指定がある。感覚の拡張技術が普及している世界で、杜氏の主人公が作った日本酒にとある噂が出回っていて…という話。拡張された味覚や嗅覚が記憶に影響を与えたら?というところから話を膨らまして見た。香りと記憶についてはまたよく考えて発展させてみたい。


⑨ 走れ!「なくてもあっても」

 SF創作講座第1回課題。旬な話題でSFを描くのがテーマ。感染症が終息した世界で、体育祭をもう一度開催しようという話。書きたいところを書いていくやり方で進めてたら、思ったようにまとまらずに書き換えたシーンがいくつもあった。悩みつつも冒頭から書いていった方がいいのかもしれない。


⑩ 奪文字

 SF創作講座第2回課題。小説つばるからの依頼がテーマ。脱毛サロンで働く主人公が、名前が変わったことで、言語感覚も変わっていくという話。提出二日前で7000字しか書けてなかったのだけど、諦めず最後まで書いた。出したあとは疲れ切っていた。「小説すばるというよりはすばるより」、「脱毛サロンのディテールが良い」など評価してもらえたのは良かった。言語SFらしさは薄いので、SFらしさをどう出していくか課題。


11 けりのあるとき

 SF創作講座第3回課題。得意なことを書くことがテーマ。古典文法のつ・ぬ・たり・り・き・けりの過去の助動詞から現代の過去の「た」になるまでの話を書いてみた。実作ではだいぶ変えてしまう予定。過去の助動詞を考えすぎて、時間認識が変になってしまった人の話にしたい。


 まとめ

 2020年は、梗概も入れて11作品も書いてた。最終実作のうつろねを書けたことが、一番嬉しい。12月からは読書メーターの覆面小説イベントの作品を書いている。日々の課題をこなすだけで大変だけれど、最終実作の四万字を書きあげるためにも今からどんな作品にしたいか考えよう。今のところ、主人公が成長する話で進めていくつもり。


 

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