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最先端技術 癌細胞だけをターゲットに狙い撃ちするマイクロロボット 「Shape-Morphing Microrobots」 

皆さんこんばんわ。お疲れ様です😊

今現在の癌治療は抗がん剤と放射線治療が中心となっていますが抗がん剤の副作用は非常に強く、抗がん剤による他の疾患に繋がる非常に大きな代償と引き換えになります。

今回ご紹介しますのはマイクロロボットががん細胞を狙い撃ちし、がん患者の副作用を軽減するものになります。


以下の動画を参照にしてみてください

翻訳した内容。

化学療法は、多くのがんの種類を治療するために使われる薬ですが、その副作用によって、身体の他の部分にも被害を与えることがあります。そこで、がん細胞に直接薬剤を届けることで、このような副作用を軽減できる可能性があります。今回、ACS Nanoに報告された研究者たちは、がん細胞に誘導された魚の形をした微小ロボットを作成し、pH変化によって口を開かせて化学療法薬を放出させることに成功しました。この装置の開発には、Jiawen Li、Li Zhang、Dong Wuなどの研究者が取り組んでいます。彼らは、水性ゲルを使って、4Dプリント技術を用いて微小ロボットを作成しました。

4Dプリント技術とは、特定の刺激に反応して形状を変化する3Dプリント技術のことであり、この場合は、がん細胞の酸性pHに反応して形を変える微小ロボットを作成しました。

魚やカニ、蝶の形をした微小ロボットを作り、その後、微小ロボットに磁性を持たせるために酸化鉄ナノ粒子の懸濁液に入れました。

磁石とpH変化を使って、微小ロボットにさまざまなタスクを実行させることができます。例えば、カニの形をした微小ロボットは、微粒子をつかみ、運び、解放することができました。

また、魚の形をした微小ロボットには、調整可能な口があり、口に化学療法薬を載せることができました。

研究者たちは、人工血管を通して魚型の微小ロボットをがん細胞のあるペトリ皿に誘導し、周囲の溶液のpHを下げることで、魚は口を開いて化学療法薬を放出し、最も近い細胞を殺すことができました。

しかし、微小ロボットが実際の血管内を航行できるようにするためには、更に小さく作られる必要があり、適切なイメージング方法も必要とされます。

個人的な評価

この技術は、がん治療にとって非常に有望なものであると言えます。
化学療法による副作用を軽減することができるため、患者の生活の質を向上させることができ、がん細胞に対してより効果的な治療を行うことができるため、がん治療の効果を高めることができます。

しかしながら、この技術が実際の治療に使用される前には、まだ多くの課題が残されています。例えば、微小ロボットが実際の血管内を航行できるようにする必要があり、適切なイメージング方法が必要とされます。更なる研究と改善が必要であると言えますが、この技術ががん治療に貢献することが期待されるでしょう🥰

癌は2人に1人の割合の現代。多くの人がベストな治療が受けられるようになって欲しいです😸


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