インドネシア マンデリンG1 焙煎解説
YouTubeにインドネシア マンデリンを焙煎した動画を投稿しました。
こちらの動画の方では焙煎の様子をお届けするもので、解説はあまりしてません。
こちらのnoteで細かく解説しますので、合わせてご覧頂ければと思います。
焙煎をする前に、どんな味に仕上げたいか、どんなアプローチをしていくかをイメージしていきます。
自分は雑味が少なく特徴を引き出した焙煎を心掛けています。
最初に同じ容器で生豆を擦りきりで測ることで、生豆の質量を測ることが出来ます。
これでおおよその生豆の持つ水分が分かるので、初期の火力操作を参考にできます。
水分が多いものは最初にカロリーを与えないと未発達になりやすいです。
水分は熱伝導率が高いので、熱を通しやすくなり上手く活用します。
投入時は弱火にしています。
豆が熱に馴染んでいない状態では表面が焦げやすく、表面焼けや未発達になります。
豆を触りながら馴染んでいるか確認をし、熱を持ってから火力を上げていきます。
アジアの豆は熱に馴染みやすい印象があります。
インドネシアのマンデリンも比較的、豆が柔らかくなりやすいので火力を上げて熱を伝えていきます。
初期からゴールドポイント付近まで排気は閉め気味にしています。
これは、空気の流れを少なくしドラムの伝導熱を豆に伝えるためです。
ある程度水分が抜けてから排気を開け、余分な水分と煙などを抜いていきます。
伝導熱の焙煎は豆の中心に、放射熱の焙煎では表面の焙煎になります。
マンデリンは深煎にしますが、スモーキーな風味ではなく、アーシーでコクがありクリアな味に仕上げたいので排気は強めにします。
なので、排気を開ける前に水分をしっかり抜き排気をすることで未発達を防ぎスモーキーでなくスッキリな味わいになります。
ある程度、焙煎を進めていくとゴールドからシナモンに移行しますが、表面が炭化してくると火力はあまり要らなくなります。
しかし、1ハゼを迎えると中の水蒸気が発生するので、多少はカロリーが必要になります。
下げ過ぎると1ハゼ後の温度変化にブレーキがかかるので気を付けます。
ここを強くしすぎてしまうと、ツンとするような苦味になるので、慎重に火力操作をしていきます。
今回はインドネシア マンデリンG1の焙煎を解説しました。
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