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【新卒採用】夏のインターンシップ、今年から何が変わる?プログラム設計のポイントを解説します!

夏のインターンシップとは

すっかり暑くなり、季節は夏ですね。夏休み時期には、多くの学生がインターンシップに参加します。学生の皆さんは、夏のインターンを通して、業界を理解し、10月には業界を絞り込みます。したがって、夏のインターンシップ参加学生は、まだ幅広く業界研究をしている段階です。

インターンシップの種類

経済産業省、文部科学省及び厚生労働省は、「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」を改正し、「インターンシップをはじめとする学生のキャリア形成支援に係る産学協働の取組み」を4つの類型に区分。今回インターンシップとして国から定められたのは、タイプ3・4です。このタイプのインターンシップは、結果をその後の選考活動に活用することができます。運用は2025年卒からとなり、今年の夏は新しいルールの下で多くのインターンシップが実施されることになります。

タイプ1 オープンカンパニー

個社、業界の情報提供、PRを目的に実施されるもので、超短期(単日)での開催となります。いわゆる「ワンデーインターンシップ」が該当します。短期では就業体験を積むことは難しいため、選考に反映させることはできません。

タイプ2 キャリア教育

働くことの理解を深めるための教育を目的に実施するもので、実施時期や期間は企業に委ねられます。就業体験は任意で、選考への反映はできません。

タイプ3 汎用的能力・専門活用型インターンシップ

今年の夏に、大手企業を中心に実施されるのはこのタイプです。就業体験や評価材料を収集することを目的に実施され、5日以上の開催(専門活用型の場合は2週間以上)が必要とされています。また、その結果を選考に反映することが可能です。

タイプ4 高度専門型インターンシップ

骨太の方針にも、職務給(ジョブ型)導入の話題が盛り込まれていますが、より高度な専門技術を持つ修士課程学生向けのインターンシップです。就業体験を行い、選考へ反映することができます。(試行段階)

インターンシップ設計のポイント

これらのトレンドを踏まえて、これからインターンシップを設計するには、どのような視点が必要かを考えてみます。今年はどうしようかな、と迷ってらっしゃる方もいると思いますが、まだまだ、間に合います!

開催形式・期間

大手企業を中心に5日もしくは2週間開催、更に対面での開催が主流となっています。また、インターンシップの参加に関して選考(エントリーシート、面接など)を課すことも一般的です。学生は、複数のインターンシップを併願していると考えて下さい。第1希望は大手A社の2週間インターンシップ→第2希望は大手B社の5日インターン、合間をワンデーインターンで埋めて、という具合です。(中には、効率的に選考直結型だけを狙う方も!)
これからインターンシップを新規立案する場合は、学生のスキマ時間を活かしてもらえるような、オンラインワンデーインターンが良いと思います。また、地方大学の学生が、夏に上京してインターンを受けることも珍しくありません。幅広い地域の学生に声がけをするとよいでしょう。

内容

学生は、インターンシップを通して業界研究をすることから、第三者の立場で皆様の会社が属している業界の市場規模や将来の成長性、そこにどのようなプレイヤーがいて、競争がどのようになっているか、といった話は満足度が高いと思われます。
就業体験を含む、5日以上のプログラムでは、現場社員とのコミュニケーションが密になり、学生がかなりの学びを得ることになります。そして、今の学生は「タイパ」(=タイムパフォーマンスの略で、かけた時間に対する満足のこと)を重視します。デジタルネイティブであるZ世代は検索が上手であり、ChatGPTのような生成AIももちろん使いこなします。サイトにある情報、ニュースをキュレーションすれば分かるような情報だけは、『わざわざ足を運んだのに、調べれば分かることばかりだった』と学生の満足度を下げることになるでしょう。必ず、この場でしか得られない情報、例えばサイトには掲載していないビジネス事例、社内の活動、リアルな若手社員の声、といったものを持ち帰ってもらうようにして下さい。

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