見出し画像

畑は薬箱 ハハコグサは薬草 鼠麹草


もふもふとした生毛が生えた白みがかったベルベットのような葉と花が独特なハハコグサ。
かわいくてうっとりしてしまい私の畑では抜かないお気に入りの雑草の1つです。


ハハコグサは春の七草の1つで、1月7日の七草がゆに使う食材の1つです。

セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ

子どもの時、七草粥の時に両親に教えてもらい呪文のように唱え、必死で覚えた思い出があります。 

〈春の七草〉

芹(せり)
薺(なずな)
御形(ごぎょう) →ハハコグサ
繁縷(はこべ)
仏座(ほとけのざ)
菘(すずな) →かぶ
蘿蔔(すずしろ) →大根 
春の七草


七草粥では新芽、若くき、若葉をいただきます。
春に芽吹く栄養価と生命力の高い新芽をいただき、邪気を払い、健やかな成長と無病息災の祈りが込められています。

ハハコグサは古名で、御形(五行ごぎょう)と呼ばれています。
語源は、邪気を払う厄払いの3月の節句、旧暦の3月3日の上巳(じょうみ)の節句(現在の桃の節句)で草(ハハコグサ)や紙で御形とよばれる人形を作り、自分の穢れや厄払いを託して川に流して穢れを払った、雛祭り、流し雛に使われた事に由来するといわれています。

そんなかわいい縁起の良いハハコグサが薬草だって、知ってました?

〈ハハコグサ〉

英名 Jersey cudweed 
    Cottonweed

和名 母子草
古名 御形(ごぎょう)

中国、インド原産 キク科ハハコグサ属 2年草

学名 Gnaphalium affine 

   属名Gnaphalium は古代ギリシャ語の   
   「gnaphallon(フェルト)」に由来
   種小名affine は「近似の」という意味

開花期  4月, 5月, 6月
花言葉  いつも思う

〈利用法〉

若芽は食用 開花期の全草は薬用 

〈食用〉
茎が立つ前の若芽は食用になり、七草がゆや、天ぷら、塩茹でしてお浸し、胡麻和え、、餅に混ぜて草餅に。

〈生薬〉
ハハコグサは薬草としても知られていて、花が咲いた開花期の全草を採取し、水洗いして細かく刻んで日干し乾燥させたものを使うそうです。生薬で鼠麹草(ソキクソウ)といい、鼠麹草の名の由来は、葉に毛が鼠の耳のようなことと、花の形が麹に似ていることから。

鼠麹草は去痰や咳止めなどの効果があるとされ、健康茶として利用もできます。

細かく刻んで日干しし、お茶に。
咳止めや内臓などに良い健康茶になるそうです。

〈ハハコグサの栄養〉

花期の地上部の茎葉には、フラボノイドの一種であるルテオリン、フィトステロール、カリウムなどが含まれており、 

ルテオリングルコシドは、抗炎症作用、抗アレルギー作用、抗酸化作用、免疫機能正常化、発がん抑制、抗ガン作用があるそうです。

かわいく愛らしいハハコグサの秘めたる力! 
まさに母と子の親子愛のような守る力。
ハハコグサから母の愛を感じました。

ハハコグサの潜在能力を知って、ますますハコグサが好きになったのでは?

自己愛が欠けていると感じたらハハコグサからパワーもらうのも良いかもしれませんね。

自然の恵みに
感謝♾合掌

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?