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場面緘黙について詳しくない人の意見も聞き、子どもの力を信じること

運動系療育で、私の不安をよそに、すんなり母子分離ができてしまった娘。

🧡療育の先生からうちの教室は母子分離は絶対です。もし最初にお母さんが一緒に入ってくれる環境を作ってしまうと、そのあとここで母子分離することが難しくなってしまう。また保護者がいることで甘えもでて、課題に取り組まなくなってしまう。🧡

というお話を聞きました。

それはそうだなー。と思ったのですが、娘に関しては、場面緘黙症で人一倍不安が強いタイプ😥

母子分離をさせて傷つけたくはないな・・そんな思いまでさせてこの療育をさせたくはないな・・という思いがあり、一度この療育はやめようと思ったのです。しかも、療育の先生は場面緘黙の専門家ではなく、分かってないなー😪みたいな気持ちもありました。

でも、旦那は大丈夫でしょ。という考えだったのと、もし、ダメだったら辞めればいいか・・という気持ちで(療育の内容や先生たちが気に入ったからですが)運動療育に入ることを決めました。

その結果、娘は大きな一歩を踏み出すことができ、慣れない場所で、お母さんがいなくても、ニコニコしたり少しだけど声を出せたこと、ものすごく自信につながったと思います!

だから場面緘黙に詳しくない、療育の先生のアドバイスが本当に良かった!言うこと聞いてよかった。わかってないなー😪なんて思ってごめんなさいーって結果的に思いました(笑)

場面緘黙の親御さん、私もそうなのですが、子どもを守ろう守ろうとしてしまうと思うのです。

傷つけないように、失敗しないように。

そして、場面緘黙の本や先生たちの話を念頭に置き、慎重にスモールステップを踏もうとすると思うのです。お医者さんもそう。安心環境を作ることへのアドバイスしかなかったです。それが悪いというわけではなく、すごく大切なことだと思います。

でも、うちの娘に関してですが、場面緘黙の本に書かれているような本人が納得したスモールステップは踏んだことがありません(笑)

場面緘黙については専門家ではないけれど、娘のことを観察して、周りの方と相談して、ステップを仕掛けています💦

幼児期に関しては、本人の意思でしゃべりたい、スモールステップを踏みたいってことは難しいと思います。

だから、これは私の持論ですが、場面緘黙の専門家を探す必要はないと思います。安全環境を作るという基本は理解し、理解してもらいつつ、専門家でない方の意見にも積極的に耳を傾けて私はよかったなーと思うんです。

娘にとって、そのことがすごく良い変化をもたらしてる。

場面緘黙に詳しくない方のアドバイスって、スモールステップじゃなくてビックステップを踏んじゃうことだってあるかもしれない。

しかも本を書いている人は、私の娘を見てくれているわけではない。

なるべく人を傷つけないように一般論を書いていると思うのです。

だから、場面緘黙の知識がない方に知識を一方的に押し付けるのではなく、実際娘を見てくれて、そのうえで提案やアドバイスをしてくれることに耳を傾ける姿勢とても大事だったなー。これからも大事にしたいなー。と、思っています。

場面緘黙に詳しいお医者さんにも、場面緘黙に特に詳しくないたくさんの大人の方にも娘には関わってほしいし、私もそのアドバイスを真摯に受け止めていきたいな。

自分への備忘録として書いておきます。

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