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介護士のすべてのミスをゆるしてください

少子高齢化、今や高齢者の数は3640万人と言われています。4人に1人がお年寄り。そんな中、介護現場も手が回らない状況でみなさん働いています。私もいろいろな介護施設を見ましたが、うまく回っているというところは少なくどこも人手が足りない状況でした。バタバタと一日が過ぎていきます。
そんな中でもちろん問題も起きます。利用者様にケガを負わさせてしまったり、誤薬(間違って他人の薬を飲ませてしまう)だったり、直接命に関わる問題も少なくありません。介護士さんたちは常にそういうことがないよう気を付けている分、誤ってそのような問題を起こしてしまったときには本当に落ち込みます。私も利用者様にケガを負わせてしまったときはかなり落ち込みました。家に帰ってもそのことばかり考えてしまい、何も手をつけれないような状況でした。
一方でそのような事故がおこったときには事故報告書を上げ、家族や場合によっては行政に報告するのですが、施設長や看護師さん、ご家族の方にお叱りを受けることも少なくありません。
気持ちは分かるのですが、そこで叱るのはどうかと思います。人間だから失敗はあるものです。いつも利用者様のために働いていて、どうして怒られなければならないのでしょう。それによってミスを隠滅させるケースだって増えるはずです。

ミスをしてしまった介護士の心のケア

ケガをしていまった利用者様と、させてしまった介護士の心のケアは絶対に必要だと思います。もちろんその問題をゼロにすることはできません。
事故が原因で辞めていかれる介護士さんも多いです。それは介護士さんの心のケアが足りてないからです。今の日本の風潮として、ミスした介護士が悪いと白い目で見ることがあります。こうして人手不足にさらに追い打ちをかけ、介護鬱と呼ばれるものを増やしていくのです。

介護士のすべてのミスをゆるしてください

意図的に行うような虐待はもちろんあってはならないものです。ですが、誤っておこしてしまった問題は私はすべて許されるべきだと思いますし、私は許します。いまこそ介護士さんへもっと愛の目で見てあげることが大事だと思います。それが施設を明るくし、働きやすくなり、利用者様のためになることだと思うのです。


最後まで見ていただきありがとうございました。


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