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自殺計画と処方薬90錠の代償

桔梗です

金曜日、迫害人格の暴走により

金曜日の夕方。その日は,母の飲み会で家には僕たちだけだった。
色々あり、診察後にお手洗いでリストカット。記憶は無く、気がついたら手持ちのガーゼでは収まらない範囲に無数のカッティングの傷あった。仕方ないので、精神科の外来で事情を話し、処置を受けた。この時点でメンタルはボロボロだったが、あと3週でN5に入院できると分かったから耐えていた。

しかし、薬局を出たところで、節華と悠真に乗っ取られて、とても詳細な自殺計画を立てられた。それを見つけて「マズいな」と思い、精神科の夜間当直に電話をかけたが、別の電話の対応で出て貰えなかった。
その後、記憶はないが、気がついたら、目の前には大量の空パケがあり、「飲まれた」のがわかった。

その数はなんと90t。

種類が悪ければ、普通に死んでいてもおかしくは無かった。その後、折り返しの電話があり、初めは乗数を正確に伝えても、「呂律が回っているから明朝の受診でも大丈夫」と言われたが、どんどん呂律が回りにくくなり、意識も朦朧としていた。発信履歴から、自力で119を呼んだ事はわかるが、最早記憶は無く、気がついたら病院のベットの上にいた。

見知らぬ病棟で

起きたら目の前には主治医、そして知らない看護師。「ここはどこ?」と問うと、「N6だよ」と言われ、なんとも言えない絶望感に襲われた。「え、未遂したのにN6(慢性期)なの?は??」という感情、怒り、そして、見知らぬ場所…つまりは新規場面への猛烈な恐怖。
唯一救いだったのは,N5から移動してきた看護師さんが2人いたこと。
掲示物の違う配置、テーブルの配置、N5にある場所にないもの。全てが違和感だった。

部屋移動があったが、その先で統合失調症と思しき叔母様に絡まれた。全てにど正論で返した結果、喧嘩になりそうだったため、元の部屋に戻った。その際、他患者から「出ていけ!!!!」と叫ばれた。出て行きたいのはこっちの方だった。惨めだった。


拘り崩壊

おやつと飲み物を手に入れた。僕は,すぐに取り出せるように床頭台の最下段、鍵のかからないところに仕舞うのがマイルールとなっていた。だが、それをされると、他患者が持っていってしまう可能性があるため,辞めて欲しいと言われた。僕だけでは無く、他患者も大切だと分かっていたから、拘りを捻じ曲げたものの、2時間ほど泣きじゃくっていた。同室の女性からも、「うるさい!出ていけ!」と言われ、パニックは悪化し、散々だった。

理不尽に気がつく

眠剤がなくなったせいで、ほぼ寝られなかった。二徹状態になり、身も心も疲弊していた矢先の今日、

それぞれ不眠と統失の悪化で1週間と1ヶ月でN5に帰って来れた人が居るのに、未遂という命に直結しかねない行為をした(されたに等しい)僕が慢性期にぶち込まれるということを思い出した。
3人とも3ヶ月ルールは守れてないし、別に不眠と統失を軽く見てる訳ではないけど、
「この時期はベットの空きがない」だの「上級医に慢性期に入れてって言われたら僕ではどうしようもできない」だの
グダグダ言って
慢性期にぶち込んでおかれたことに不満が爆発してしまった。(環境変化でパニックなりまくってるし)
だったら不眠と統失の2人も慢性期にぶち込んで然るべきだよな?とも思った。
しかも主治医は、外来で「「ベットコントロールは出来ないわけじゃない」って宣ってたのも思い出した。
「ならやれよ、環境の変化に未遂でメンタルボロボロになってるくらい分かるだろ、大体、3ヶ月ルールを未遂者にも適用するなら、他の患者にも適用しろよ、ふざけるのも大概にしろよ」というお気持ち以外の何物でもない。

しかも、泣いていることに気づいておきながら、碌に診察も受けられなかった。触らぬ神に、のような扱いを受け、メンタルは余計に崩壊している。

任意入院なので、退院して仕舞えばいいと思ったが、一度入院するとリセットされるシステムらしく、N5に入るためにはもう3ヶ月待つ必要があるそうだ。


転換性障害への無理解

突然倒れ、失立失歩に失声、無反応になってしまう転換性障害。ここでの扱いは特に酷いものだった。
・床を引き摺られる
・耳は聞こえているのに重いと言われる
・倒れても看護師は全員無視
・回復するまで30分かかり、その間ずっと腕が下敷きになってしまったために激しい痺れ
こんな、患者の尊厳を無視した行為が成されるのかと思ってしまった。泣きたいのに泣けなかった。悔しい気持ちは今も沸々と溜まっている。


おわりに

どこまでも理不尽な世界で、今日も生きていくしかない。
僕をここまで追い詰めた母は、のうのうと外で生きている。理不尽だ。
理不尽に抗って、屈せず、生きていくしかない。

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