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他人の手が無いと生活できなくなって1週間が経ちました。郁

郁です。
2か月振りに外界に出たところ、聞いていた通りの症状に驚いています。

今日で丁度、両下肢に突然の異変が起きて1週間が経ちました。
備忘録的に、この1週間のことをサラリと書いておきます。

排尿困難に加え、両下肢が動かなくなった

排尿困難で導尿を受けながら生活して数日が経ち、「その時」に出ていたのは、彰くん。
彰くんは、脱力感を感じたため、少し休んだそう。
でも、すぐに「これは今までの脱力とは違う」と感じたらしく、コール。
看護師さんに「脱力感がある」と伝えたものの、「とりあえず休んで様子見を」と言われたため、実践。
しかし、1時間ほどで「両上肢以外に全く力が入らない」状態になる。流石に彰くんもパニックになったらしく、主治医を呼んでもらったものの、主治医は「薬を打っても効かないから、とりあえず様子見、経験則的に、明日には治るから」と言ってくれた。
しかし、彰くんは、パニックから暴言を吐いてしまい、主治医が半ギレで帰る。…地獄みたいな状況。
その日の夜ご飯は、人生初の食介を受けて食べたみたい。
そして、眠ったようで、迎えた翌朝。全く治ってなかった。

2日後、動けない事による筋萎縮の症状が現れ始める

寝る前。少しずつ現れていた痛みが顕著になってきた。足首、膝、腰などの関節と下肢の筋肉全て。特に足首は突っ張ったような感じになり、痛みというよりは違和感だったけれど。
腰への負荷を避けるためのジャッキアップは、自動では無いため、逐一看護師さんを呼ぶのが申し訳なくて、ギリギリまで耐えるようにしていた。
体交も、なるべく最小限。
それでも痛くて、2度ほど起きて体交をしてもらうようになった。

加速度的に落ちる筋肉、進む筋萎縮、尖足

人間、1日体を動かさないと15%程は筋力が落ちるらしく、その落ちた筋力を取り戻すには数倍の時間がかかるらしい。
ということの知識は持っていたが、いざ自分がなると、とにかく焦りと不安で堪らなくなった。

筋力が落ちたため、座位保持は出来ず、仰臥位の時はジャッキアップが必須に。

お手洗いの時の、ベッド⇄車椅子、車椅子⇄お手洗いへの移乗は、他人の手が無いと不可能になった。

脚が自分の意思では動かせないため、どんどん筋肉が固まり、右足首は他者の力を持ってしても全く動かず左足首も動いて10°ほど。膝関節の可動域は50°を切っている。

日に日に出来ることが零れ落ち、他人の手を借りる生活は、想像以上にメンタルをも蝕んでいる。

感情のコントロールができず、突然泣いたり、普段では平気なことすら耐えられなくなったり。

退院延長、そして

今日の診察で、退院の延長が決まった。それと同時に、やっと整形外科へのコンサルテーション及びリボトリールの増薬を主治医が行うと決断した。

整形外科へのコンサルテーションや、退院後の生活に必要な物品を購入するのに時間がかかることから、退院延長は殆ど確定のようだ。

まあ、転換性により起こる症状であることは殆ど確定なんだろうけど、精神面が身体に影響を与えるというのは、ある種コントロールが効かず、また、治療法もないという事実も心を蝕む。

そして、福祉用具の購入は精神障害者保健福祉手帳の支給対象外のため、全て自腹
お金の面での不安も付きまとう。

治る見込みがあるなら、レンタルとも思ったが、主治医曰く「失立失歩は繰り返しやすい」らしく、それなら初めから購入をと考えた。
しかし、メルカリなどの中古品は現地引き取りが多いため使えなく、新品の購入しか手が無い状態である。

正直、障害者年金の遡及請求分を全額叩いても、今の病状を全てカバーして自宅療養するには資金が足りない。
そのことにも不安が募る。

それでも、可塑性を失った訳ではないこの体を信じてみようと思う。
苦しいけれど、それでも。


いつかやってくるかもしれない、幸福な未来のためにも。

もうすこしだけ、足掻いてみようと思う。

そう思えた、2024/03/28の夜。

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