見出し画像

未来視座って何?

「未来視座」とは何か? 叶えたい未来から現在を見る視点のことです。

「自分軸」と比較しながら、説明します。

「軸」とは、回転するものの中心となる棒です。

「軸がブレブレだと、人に流されやすい。だから、自分軸をしっかり持とう!」
なんて言い方をしたりしますね。

自分軸とは、自己理解や行動の基準となる重要な価値観や信念のことを指します。これは個人によって異なり、自分が何を大切にし、どのような人間でありたいと思っているかを表現するものです。

Chat GPT

私たちが「自分軸」というとき、

  • 自分が好きなこと

  • ずっとやりたかったこと

  • 親から否定されたこと

  • 本当はNOと言いたかったのに言えないでいたことを止めて、本当はこうしたかったということ

  • 誰かに「あなたってこうよね」と言われて、「いいえ、本当の私はこうなの!」

などなど・・・そんなふうに探したりしませんか?
これだと、過去に起こった出来事、もっと言うと過去に起こった感情を揺るがすようなインパクトが大きな出来事が基準になっています。「実現したいゴール」は、過去の延長線上に設定されます。

受験にたとえるなら、「今の偏差値がこのくらい、入試の頃にはもう少し上がるだろうから、この辺の学校なら行けるかな」という感じ。

これに対して、叶った未来に軸を置く「未来軸」は、ビリギャル。

「この学校に行きたい」からスタートします。今の偏差値が35でも70でも関係ありません。叶った未来から、どうしたら受かるかを考えます。入試日までに、志望校に受かる偏差値と今の偏差値のギャップを埋める方法を考えます。1日の勉強量と内容が決まります。あとは、ただやるだけ。時々模試を受けて、このやり方で大丈夫かを見直します。

叶った未来から現状を変えていくために、視座を未来に置く。これを「未来視座」と、呼んでいます。


叶えたい未来と現在のギャップを埋めるために、何をすべきかを考え、それを実行する。これが未来視座の夢の叶え方。
もしかしたら、自分の好きや嫌いを超えたこと、思いもしなかったことをやるようになるかもしれません。想定外のことも出てくるでしょう。でも、それをやり遂げたら、自分自身が変わり、いる場所も大きく変わります。未来軸とは、別の言い方をすると、「志」を立てることです。
今現在の偏差値から未来を設定すると、大きな変化は望めないばかりか、どうしても自分を小さく見積もってしまいます。


また、自分軸という言葉は、「唯一無二の自分」、「絶対的な自分」を連想させます。それを見つければ、他から多少の力が加わっても、倒れにくいイメージがあります。
それを見つける自分探しの旅も素敵ですが・・・
ブラッド・ピッド総指揮、ジュリア・ロバーツ主演の映画
「食べて、祈って、恋をして」
では、主人公のリズがイタリア、インド、バリを旅して、自分探しをします。
やっと、見失っていた自分を取り戻しアメリカに帰ろうとします。
「新しい恋人と別れてまでなぜ?」
と、導き手でもあるバリの薬剤師クトゥが尋ねます。
「自分の調和が崩れてしまう」
とリズは泣きます。クトゥは、リズと言えないので「リス」と優しく呼びかけ、こう言います。

「愛のために調和を失うことは、調和のある生き方の一部なんだよ」
(Sometimes to lose balance for love is part of living balanced life.)

リズは、自分の調和を崩しても恋人と調和することを選びました。

自分軸が、自分ひとりで回っている「地球の自転軸」だとすると、未来軸は、「地球の公転の軸」です。太陽や月、水星、金星、火星など他の惑星も含んだ軸です。未来軸を創ると、他の人たちへの影響や置かれる環境が、自然と視野に入ってきます。

自分軸が、過去から蓄積した情報、オフラインでも見られるスマホ内の情報だとすると、未来軸はオンラインの状態です。いつもクラウドにつながっているので最新の情報を得ることができます。小さなエゴだけの世界から、エゴを超えたもの、大いなるものの力とつながることができます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?