家族問題でも、浮気調査などの男女問題であっても、わたしたち探偵がやらなければいけないことは、ただ単に業務をこなすことだけではなく、
第一に依頼人の心理状態や健康状態を先読みし、なるべく負担をかけずに、できるだけ無痛依頼にしていかなければならない。

依頼期間中は、報告や結果を依頼人は私たちからの連絡を「待たなければいけない」
この「待つ」という時間はとても辛いもの。
だからこそ、できる限りで依頼人に寄り添ってあげる必要がある。
依頼人が精神的不安から引き起こされる心的な疾患や内臓疾患にまで至らないように最大限に留意をし実行していくことがとにかく肝要なのだ。

探偵という仕事は、医療によく似ている。
医師の腕が良く、適切かつ正確な判断をするためにさまざまな医療機器を揃え、
検査を十分に行うことによって医療費は高くなるが設備がしっかりとした病院・治療を選ぶか、リーズナブルだが検査設備や医療機器が乏しく経験値の浅い医師の診療所を選ぶかは、依頼人の好みであり、選択であり、解決したいという気持ちの深さのバロメーターだ。

人生を賭けた勝負とも言える。

だからこそ、私たちは依頼人にとっての一世一代の大勝負の立役者とならなければいけない。