見出し画像

誘われて、なんとなく

私の高校時代。ようやく小型携帯電話が出始め、ドコモはまだiモードもなかった時代。ポケベルの方が流行ってたなぁ。
いつくらいかは想像していただきたい。

普通の公立高校で、受験には縁遠いと思っていた。だから大学へ行くつもりはなかった。
精々、経理の勉強をしてなんとか就職できれば、程度だった。(今考えれば、この道は最悪だった)

そこは友人のMが。「ひとりで受験するの嫌やから、一緒に受けへんか?」
と言ってきた。
まあ、受けることはやぶさかではないが、普通に受からないだろう?と思っていたが、なんとなく、一回くらい受けておこうという気持ちになった。
何故か親も了承。
一応、受験勉強もした。学科は3つ。国語?、英語、世界史。つまり、ガチガチの文系。
もしも数学が入っていたら即答で断っていたなぁ。
(実は数学で受けた学校もあった。これはまだいずれ)

とはいえ、受かるなんて到底思っていなかった。なんせ、まったく知らない大学だったし。本当は近畿大学を目指していましたが、偏差値が足りないから無理だと担任に一蹴されたのです。
当時は団塊Jr.が跋扈する明らかに大学側の買い手市場でした。今とは全く逆なんですね。学生が多すぎて、倍率は5倍や10倍は当たり前だったのです。ですから、本当に受からないと思って、無理を言って受けさせてもらった・・・。

試験はなんとか受けたわけですが、意外にも簡単でした。といっても満点など取れるわけもなく、精々70~80点くらいかなと・・・。
そして、合格発表当日。
私の番号があったわけです。
一方、誘ってくれた友人は落ちました。
というか、彼は私よりも偏差値は結構低かった・・・。

我が家系で大学に進学するのは私が初めてということもあり、小がっきんを取りながらの通学。とはいえ、少し残念な大学時代。あまり勉強しなかったのです。それよりもバイト、バイト、バイト。バイトの多くはパソコン関連だったのが幸いし、IT関連へ。これからはパソコンの時代だと思ったからです。
ちょうど、NECから初めてのノートパソコンが発売されたころでした。

そんな話はまた今度。
彼?彼はIT系の専門学校に行きましたが、いろいろあって縁が切れ、今は連絡も取っていません。
人との出会い別れ、そしてきっかけとはそういうものなのでしょうね。

#受験体験記


この記事が参加している募集

受験体験記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?