詩たち
こんにちは。
竹本です。
今日は、しばらく前から書き溜めている詩をお届けしたいと思います。
日々の生活の中でたまっていく火薬を丁寧につめて
僕たちは花火を作った
昔のことを思い出して
思わずもうだめだと口走る
あの流れる雲のように
自由に生きていけたらいいのに
毎日をごまかしごまかし生きる
今では過去が
夢の中の出来事だったかのように思える
小麦アレルギーの君が
ドーナツは夢の中で食べればいいと言った
このままどこか遠くへ行ってしまいたいような
そんな春の陽気
二人で過ごした日々が
永遠の中に消えていく
君の笑顔が
僕の心を暖めてくれる
君が
今週木曜休みだね
と自分のことの様に喜んでくれたのが
嬉しかった
天気がいいと
今日はいい日かもしれないなと思う
50年後も
こうしてあなたと手をつないで眠りたい
毎日戦地に行くみたいな気持ちで
仕事に出かけてる
もがいて
もがいて
もがいてもがいてもがきつくして
それでもダメだった
その気持ちがお前に分かるか
負けた奴の気持ちは負けた奴にしか分からねえ
こうして私は
いくつかの美しい思い出と共に
死んでいくのだな
このまま
春の光の中に溶けていってしまいたい
金曜日
今週もなんとか生き延びた
雨上がりの空
窓に反射する夕日が
なんだかとっても美しくて
以上です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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