父方の叔母の話です。
私の幼い頃からそうでした。
初孫とということもあり、可愛がってもらった記憶がない訳じゃないんです。
でも「私を可愛がる自分が好き」という感じの人でした。
そしてどの仕事をやっても続かない人でした。
本人にしか分からない様々な事情はあったのでしょう。
しかし叔母が家に来ると必ず父と母が険悪になるので成長すればするほど叔母に対するモヤモヤしたものは募っていきました。

叔母は
「楽して金儲けをしたい」
という思考をずっと持っています。

そんなの誰しもが思うことです。
でも実際「楽な仕事」なんてこの世にはないんじゃないかと私は思っています。
しかも叔母は見栄っ張り中の見栄っ張り。
なのでごく普通の生活を送っている人よりずっとずっとお金が必要なんですよね。
もちろん着飾って生活をする人達を批判する訳ではありません。
十分な資金があり、身内や他人に迷惑をかけないのなら好きなように生活してくれればいいんです。
でも叔母は違いました。
理想の生活は手に入れたいけど働きたくない人。
そして怪しい商売や宗教に手を出すのです。
最初は儲かるシステムになっているのか、ものすごく羽振りが良くなる時があります。
家にも頼んでもいないのに高級な食べ物が叔母から山ほど届きます。
何をして稼いだお金か分からないので食べるのも戸惑われましたし、色々理由をつけて断るようにはしていました。
最終的な目的は「高級な食材を差し入れしたでしょ？」と言いつつ、我々家族をセミナーに連れていくのが目的なのもだんだん分かってきました。