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【詩】碧虚

綺麗かどうかを棚に上げて、
雲によってしか、そこに模様を描くことができないのなら、空もまた虚ろだ
僕と同じようにからっぽ、と言って
死骸の瞳がそうするように、青空を眺めて
空に空という名前をつけた人となら、友達にだってなれるかもしれないと思いながら
本当は、その世界で自分だけ、自分で自分を満たせるくらい、清潔になりたかった。


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