見出し画像

脱毛症を克服するまでの体験談|全ての「禿げ」で悩む方へ【もう悩まないで!】

こんにちは。みどりです。
私は20代女性で、13歳でびまん性脱毛症を発症、そこから10年間かけて克服するまでの過程をnoteに書いています。女性も男性も関わらず、薄毛に悩む全ての方々にとって有益な情報を書いていければいいなと思っています。

今回テーマにするのは、私が脱毛症を克服するまでのプロセスについてです。

脱毛症を克服するためには、もちろん髪を増やすということも大事なのですが、心理的な部分がとても大事なんじゃないかと私は考えています。

髪の毛が抜ける原因はいろいろありますが、原因の一つと言われているのがストレスです。ストレスにより自律神経が乱れると、血管が収縮して頭皮に血流が行き渡りにくくなるため、髪の毛を成長させる働きが弱まってしまいます。

私自身、生活の中で強いストレスがかかっている時は体感としても抜け毛が多くなっていました。

ストレスが原因で脱毛が進行しているのに、髪の毛が減っていくことに対する不安や恥ずかしさなどがさらなるストレスを生み、さらに脱毛が進行してしまうと言う経験は、脱毛症で悩んでいる人の中ではよくあることなんじゃないかと思います。

抜ける→辛い→抜ける→辛い→抜ける
の無限ループです。

私自身、長い間その負のスパイラルの中にいて、悪化する脱毛症と戦っていました。そんな期間は、とても辛く長い戦いでした。

私にとっての「脱毛症を克服する」の定義とは、脱毛症に対する捉え方が変わり、ストレスなく脱毛症に対処できるようになること、その結果として髪の毛の状態も良くなっていくことです。

「脱毛症にストレスなく対処できる」と言うのが本当に重要で、病院に行くにしてもウィッグをつけるにしても食生活を改善するにしても、「ストレスなく」取り組めるようになれば、負のスパイラルにハマることはありません。

生理で例えると、「生理まじ無理…痛いし気持ち悪いし女に生まれて辛い…」みたいな気持ちから、「生理ちょっとめんどくさいけど、まあしょうがないか〜骨盤体操とか月経カップとかも試してみよ〜」→「生理痛も治ったし不快感も消えた!」みたいになる感じです。

私もかつては悩みに悩んで死にたいと思うくらい辛い時期がありましたが、段階的によくなっていき、今となっては「心も身体も健康になって、おしゃれも楽しんで、髪の毛ももっと大事にして、誰よりも人生楽しむぞ〜!」というポジティブな気持ち日々過ごすことができています。

髪の毛が抜けやすい
→ストレスを減らそう!と決意
→ライフスタイルの見直しや環境・人間関係の改善に努める
→心身ともに健康的になる
人生全体の質が上がり、幸福度が上がる
ストレスが減り、抜け毛も減る

といった良い流れが生まれているのです。

脱毛症がモチベーションになって、より良いライフスタイルを手に入れ、日々幸せを感じられるようになり、脱毛症自体も良くなったということです。

負のスパイラルから正のスパイラルに抜け出したことで、人生全体の幸福度が増して、人間関係もグッとよくなって、見た目においても褒められることがすごく増えました。

髪の毛が少なくても美しくはなれるんだ、ということに気がつきました。

このような視点は、髪の毛を生やすことにばかり目を向けていた頃にはありませんでした。

こんな風に書くと、私が元々ポジティブな人間だったからそう思えるんだと思われるかもしれませんが、そんなことはありません

昔は髪のことを誰にも相談できず、一人で悩み、人前に出るのも億劫になるような時期が続いていました。どんどん減っていく髪の量がどこまで減るのか分からず、先行き真っ暗に感じてしまうこともありました。これ以上髪の毛が減ったらどうしよう…という不安と常に戦っていたのです。

恐怖は、それが自分の自信のなさから来ようと、自分が他人にどう思われているか、どう見られているかという不安から来ようと、人間の大多数の病気の根源である。

『エドガー・ケイシーの人生を変える健康法』より

かつての私は、脱毛症のせいで人から馬鹿にされるんじゃないか、どう思われているんだろうかと想像して、恐怖に苛まれていました。そのこと自体が心と体を不健康にし、脱毛症という病気を作り出していたのです。

でも今となってはブログに脱毛症のことを書くなんてことも、なんのストレスもなくできてしまいます。

人に髪のことを指摘されてもストレスなく返せるし、この症状について後ろめたさや恥ずかしさを感じることもありませんなんなら、脱毛症のおかげで、ストレスない生活を追い求めることになり、人生がすごくよくなったと思っているので、感謝すらしています。

人前に出ることにも躊躇いがなくなり、容姿を褒められることもすごく増えました。もともと美人というわけではないのですが、自然に笑えるようになって、脱毛症でもできる自分に似合うファッションがわかるようになったので、おしゃれ、可愛いと言われることも増えました。脱毛症だからと言って何も諦めなくてよかったことに気づいたのです。

脱毛症になってから、心や身体のことについて色々な側面から勉強をしました。西洋医学だけでは物足りず、東洋医学、アーユルヴェーダ、自然療法、心理療法、NLP、エドガーケイシー療法、アートセラピー、整体、マッサージなど、心と身体に関するさまざまな文献を読み込み、たくさんの師に出会い、心身の健康というものについて探求してきました。その甲斐あって、今では整体師として仕事をするようにもなりました。「心も身体も健康になって髪の毛を復活させたい!」という想いがモチベーションとなって、本当にたくさんの学びを得ることができたのです。

この記事では、私が脱毛症を克服するまでのプロセスと、初めに知っておいたらよかったと思うこと、現在の髪の毛の状態について書いていこうと思います。

この記事は、こんな方におすすめです。

・脱毛症(薄毛)に悩む当事者の体験談が知りたい
・現在脱毛症(薄毛)で悩んでいて辛い
・コンプレックスで人前に出るのが恥ずかしいと感じてしまう
・病院での薄毛治療に違和感を感じる
・医療系サイトには載っていないようなリアルな情報が知りたい
・どうすれば脱毛症とうまく付き合っていけるのか知りたい

気合を入れて書いたら15000字越えの長文になりました。

一人で思い悩んでいた中学生の頃の私に伝えたかったこと、今同じ症状で悩んでいる方に伝えたいことをぎゅっとまとめました。医療系サイトには乗っていないような当事者視点から脱毛症と向き合うヒントが得られるような内容となっていますので、よかったら最後までお読みください♪

病をわずらっても悲観することはない。   
それがまた人生の深さ、広さを知る貴重な体験になる。

ー松下幸之助ー

【注意】
私は医療の専門家ではなく、この記事は「こうすれば髪が生えてくるよ!」と助言するような内容ではありません。あくまで私の個人的な体験を他の方の参考になるようにまとめた記事であることをご理解の上、お読みください。

ここから先は

12,308字 / 2画像

¥ 400

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?