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ブルーカラーを見下す韓国人…韓国が階級社会であること、韓国人が階級意識にとらわれていることを表している。 

以下は本日発売された月刊誌WiLLの巻頭を飾る谷本真由美さんの連載コラムからである。
日本国民のみならず世界中の人たちが必読。
月刊誌WiLLは今月号も必読の論文が満載されている。
活字が読める日本国民は最寄りの書店に購読に向かった方が良い。
何故なら、朝日等を購読しNHK等のTVを視聴していたのでは全く分からない物事の真相を明らかにしている論文が満載だからである。

ブルーカラーを見下す韓国人   
子供に職業体験をさせる「キッザニア」というテーマパークが各国で人気を博している。
遊びを通して、子供たちはさまざまな職業があることを学ぶ。
社会勉強の一環として、教育熱心な親にも大人気だ。
キッザニアで体験できる職業は国によって違いがある。
国民性が反映されるので面白い。 
日本だと消防士、整備士、ガソリンスタンド店員、警察官、介護福祉士、パティシエ、機械開発者……。
多種多様な仕事を体験できるが、体を動かしたり手先の器用さを求められたりするブルーカラーの仕事も人気がある。
経済統計では「熟練労働者」に分類されるものも多い。 
春木育美著『韓国社会の現在 超少子化、貧困・孤立化、デジタル化』(中公新書)によれば、韓国のキッザニアではブルーカラーの仕事は避けられるという。
韓国のキッザニアを訪れると、日本では見られないラインナップを楽しめる。
韓国代表のスポーツ選手、外交官、考古学者、国税庁の公務員……。
韓国人は”手を動かすもの”を極端に嫌い、「権力」「国家」「ホワイトカラー」を重視するのだ。
韓国が階級社会であること、韓国人が階級意識にとらわれていることを表している。 
職業観は国家の経済発展に深く関係する。
ブルーカラーが軽視される韓国には中小企業が少ない。
起業精神も欠けている。日本に比べて工業発展が遅れたことにもつながる話だ。
経営学の分野でも、韓国が抱える根深い問題の一つとして論じられることがある。 
韓国においては経済格差が凄まじい。
ブルーカラーは社会にとって必要不可欠だが、低賃金であることも事実だ。
その重要性を理解しているのであれば、政治家は所得再分配などの経済政策を打つだろう。
しかし、そうはならない。
韓国社会ではごく一部の政治家や財閥、ホワイトカラーが富を独占している。
国民もその仕組みを許容している。 
韓国と同様の傾向は、南アジアや北アフリカ、中東、南米などの途上国にもみられる。
技術者や職人をなぜか見下すのだ。
植民地たった時代、宗主国からもたらされた部分もあるが、遊牧や狩猟が主体だった社会においては、地道に手を動かす農業従事者を軽視する特徴がある。 
途上国においては、ある程度の地位にある者は使用人に身の回りの世話をさせる文化がある。
社長や管理職は従業員と一緒に単純作業をしてはならない。
食事などの生活空間も別にしなければならない。
日本では社員よりも早く出社して掃除をする社長が称賛されたりするが、途上国では奇異の目で見られる。
みずから尊敬を手放すようなものだ。文化の違いなので仕方がない。 
アメリカや日本、ドイツが工業で成功したのは、実学や手仕事への敬意があったからである。
アメリカはドイツ移民が多かった。その影響で技術者を尊重するようになった。
ドイツは応用技術者への尊敬が高い社会だ。
名刺に「エンジニア」と堂々と刷る。東欧もドイツに似ている。
日本の技術者はドイツ人との仕事を楽しむ人が多い。 
日本は東アジアのなかで、例外的に技術者を尊ぶ文化がある。
気候や風土など地理的な条件が不利なため。創意工夫が必要であったことが関係あるのではないか。
島国だから耕作地が少ない。
動物もあまりいないから、狩猟や交易でも食べていけないのだ。 
日本には非血縁者が「疑似家族」をつくり、親方から弟子に技術を継承する文化がある。
他のアジア圏にはあまり見られない光景だ。
日本は組織としての仕事
に強みがあり、技術が継承される。だからこそ、世界で最も”老舗”が多い国である。 
地震や台風などの自然災害の多さも影響しているのだろう。
身内が死亡したときに備えて、非血縁者とも関係を築いておくことがリスク回避となる。 
韓国は”疑似家族”をつくれない。韓国は血縁を重視するため、それ以外は排除してしまう。
韓国人の排他性は日本人の想像を絶する。
士業の人気や異様な権力志向もこれで説明できる。
血縁者以外は信用できないからこそ、資格で自らの地位を安定させようとしたり、支配層となって身を守ったりしなければならないのだ。
途上国で文化が発展しないのもこれが原因である。
身分が不安定だから、芸術をやっている余裕などない。 
子供向けサービスを通して、その国の強みや弱みが浮き彫りとなる。
技術者を重んじる日本には底知れぬ潜在力がある。
日本の未来は明るい。

2024/4/25 in Nara

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