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朝日新聞は一面に政治部長の栗原健太郎が署名記事を載せた。これがひどい。 

朝日新聞は一面に政治部長の栗原健太郎が署名記事を載せた。これがひどい。 
2020年11月20日
以下は月刊誌「正論」11月号に、朝日が腐食した7年8ヵ月、と題して掲載された高山正之の論文からである。
本論文も彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである事を証明している。
日本国民のみならず世界中の人たちが必読である。

朝日新聞流に書けば「コロナ禍のさなか通常国会をさっさと閉じて臨時国会も開かずにとぼけ通した安倍晋三首相が8月28日、覚悟を決めて記者会見を開くことになった」となるか。 
で、「説明不足」とか「一強の驕り」とか新味のない決め言葉を用意して待ち構える記者団の前に立った首相が発したのは霹靂の「辞任」の一言だった。
朝日記者にすれば悔しかろうが「世界を驚かす」事件が今、目の前で起きた。
記者たちはその場に居合わせた僥倖を噛みしめたことだろう。
ただ彼らが去り行く首相に発した質問を聞いてちょっと驚いた。
これが今どきの記者のレベルなのか。 
会見に臨んだのは官邸記者会加盟の新聞各社とテレビ局の記者たち。
それに有楽町の外国特派員協会会員と「実績ある」フリーランス記者も加わる。
もっとも外国人特派員と言っても、侮日が社是の南ドイツ新聞とか「白人記者に失礼だ」と日本の入国審査を拒否したイタリア人ピオ・デミリアとか、誰も彼の記事を知らない米フリーランスのマイケル・ぺンとか。
ろくでもないのが多い。
 
我こそは首相を立ち往生させて名を売って見せるみたいな“記者”が居並ぶ中、首相が登壇した。
長身、端正、白いものが混じってはいるものの豊かな髪。
チビデブハゲ悪相が相場のこの世界ではやはり異色の存在であり、それだけで男の嫉妬の対象にもなってきた。 
会見は冒頭、首相がコロナ禍と支那を念頭にした国の安全保障を語った。
それで質疑に移るかと思ったところで首相が「ここで私の健康状態をお話ししたい」と語りだした。 
実は持病の潰瘍性大腸炎がストレスで悪化し、アサコールだけでは抑えられなくなったこと、このままでは政治判断を誤りかねないことを語り、「7年8ヵ月務めた首相の座を辞する」と結んだ。
だれもが予想もしていなかったまさかの辞任発言だった。 
続いて始まった質疑は、はっきり記者側の準備不足が見えていた。
官邸記者会の幹事社はとりあえず病状について聞いた。
その間に質問者は考える余裕があっただろう。
記者ならずとも思いつくのは暴走支那と対決を厭わないトランプ米大統領の米支対決だ。
香港に続いて台湾問題は焦眉の急にある。
健康だったらどう対処するつもりだったのか。
それを国民にどう語り、後継者に託するものがあるのか。 
目下の事態はまるでハンチントンの予測通りに動いているという声もある。
彼は『文明の衝突』の最終章で第三次世界大戦がどういう展開で起きていくかを語り、日本の破滅まで触れている。 
まず支那が膨張してきて欧米と衝突する。
その構図はトランプ、習近平によって現実になっている。
対抗して支那はイスラム圈と手を結び、同時に日本の懐柔を図る。
日本は優柔不断で態度を決めかねながら、最後は支那陣営に取り込まれて支那のベトナム侵攻を発火点に三次大戦は始まる。 
日本は結局「支那の防波堤として攻撃を一身に受けて第二次大戦の時と同じように全土が灰燼に帰して滅びる」 
「イスラム圈も倒され、支那は太平洋側とロシア側から攻撃を受けて滅ぼされる」という展開だ。 
実際、ここ20年間の状況はその通りに進んだが、ここにきてアラブ首長国連邦がイスラエルと誼を交わしバーレーンも続いた。
支那・イスラム連合は崩れ、せいぜいが支那・イラン連合程度。
それも要の革命防衛隊のソレイマニ司令官は米国が処理してしまったから、もはや消滅したと言っていい。 
残るのがマッカーサー憲法に手足を縛られて無力状態の日本だが、そこで安倍が「自由で開かれたインド太平洋構想」を持ち出し、トランプ戦略に従ってファーウェイを切った。 
それに応じた形で西側から「ファイブ・アイズ」への誘いがでてきた。
さらに米国の戦略国際問題研究所(CSIS)が安倍政権の中の親支那派「二階俊博と今井尚哉」を名指ししてきた。 
支那と縁を切れと迫る。
そういう状況でまさかの首相退任だ。

それが質疑の柱になるだろうと思って聞いていたら病院見舞いみたいな代表質問に続いたのが読売の「在任中のレガシーは?」。
プロ野球選手の引退会見か。 
共同通信は「今日はなぜプロンプターを使わないのか」とか質問。
赤いだけで無能な通信社の素顔をさらす。
 
朝日だったかは外交を問うたが、「どれも中途半端で北朝鮮の拉致も解決しなかった」と質問でなく批判に終始する。
外交事案は7年半あればどれも片付くと考えているとしたら世間知らずの与太郎と変わらない。

狡い支那人だって尖閣を領土問題化するまでに周恩来から那小平、習近平まで50年かかっているだろが。 
だいたい外交は、いかに世論がバックアップしてくれるかがカギで「それには新聞の協力が欠かせない」とワシントン軍縮会議に出た加藤寛治海軍中将が朝日新聞に語った言葉ではないか。 
この時、米国は新聞を総動員して米世論をまず軍縮の機運に盛り上げ、日本の新聞までそれに乗せられた。
結果、日本は日英同盟破棄まで強いられ、孤立の道に追いやられた。
「新聞、世論という強い陣立てがなければ国際交渉はできない」と加藤は言っている。 
まさにその通り。
それなのに朝日新聞は何をした。

朝日が安倍が中途半端で投げ出したと非難する拉致問題では、朝日はずっと外務省の田中均や槙田邦彦とともに北朝鮮の走狗となって世論に冷や水を浴びせた。
目下の支那、ロシア外交も然り、新聞は世論をもり立て安倍外交を支えるどころか、逆に冷笑してきたではないか。
それで何もかも中途半端という言い草はない。
 
もっと唖然とさせられたのがフリー記者の「なんで幹事社が代表質問するのか」に始まって「安倍政権はこれまでの政権に比べて徹底したメディア対策をした」という詰問だ。
内閣記者会の仕組みもルールも知らない。
無知も恥じず「首相は顔見知りの新聞記者だけ指し、質問も事前に了承したものばかり。質問者も制限する。それが徹底して行われた、出来レースの会見じゃないか」と質す。 
この詰問は週刊文春のコラムもよさそうに取り上げている。
「長期政権の威圧と驕りだ」ともっていきたいのだろう。 
利いた風な言い分だが、記者は記者会見の場だけで真相のすべてを聞き出そうなんてちょっと物ぐさが過ぎないか。
疑問があればデータを集め、関係者を探して当たる。
ときにはどこそこ大使にインタビューすることもある。
そうやって輪郭を描き、真相を掴んでいくのが記者の仕事の99%を占める。
仕上げに責任者との「記者会見で確認」を取ることはある。 
しかし大方の特ダネは公開の会見の場で確認など取らない。
取ればその場で特ダネでなくなる。
産経新聞の連続企業爆破事件の犯人逮捕も他社に知られることなく前夜に警視総監を訪ねて確認を取っている。 
望月衣塑子みたいに輪郭も知らない者が「会見の席で何度も問いただせばそのうちぼろを出す」「そこで事実を吐かせる」のが取材だと思い込んでいる者が多い。
取材の手間を省くというなら横着が過ぎる。
そんな私用で記者会見の場を使おうなど不届き至極ではないか。 
フリー記者は「徹底したメディア対策をした」と因縁をつけるが、徹底していたらそんなクズ質問が出てくるわけもなかろう。 
7年8ヵ月、1人の記者以外は御苦労様のねぎらいの言葉もなく、記者の低劣化を晒し出しただけで会見は終わったが、記者の劣化をもっと思い知らされたのが首相辞任を伝える翌日の新聞記事だ。

猿山の跡目争いに例える愚 
朝日新聞は一面に政治部長の栗原健太郎が署名記事を載せた。
これがひどい。 
「13年前、安倍は体調悪化を理由に政権を放り出した。その現場に私はいた」という書き出しで、今回、2度目の「安倍の政権投げ出し」に立ち会えたと続く。 
朝日は13年前、還元水がどうの大きな絆創膏がこうのを騒ぎまくって第1次安倍内閣の葬式を出したという自負がある。
第2次安倍政権も潰そうと7年8ヵ月前の全国中継の記者会見で、今の栗原と同じような立場にいた星浩が安倍に慰安婦問題をどうするのかと迫った。 
安倍は「星さん、あなたの朝日新聞が吉田清治というペテン師の嘘を広めたのじゃないですか」と切り返した。
全国民の見ている前で首相からフェイク新聞と言われ、それが事実だと知る星は絶句した。 
朝日は社をあげて安倍を返り討ちにしようとしたが、吉田清治の話には毛ほどの真実もなかった。
万策尽き、朝日は膝を屈し、社長の木村伊量のクビを差し出すから廃刊だけは許してと哀訴した。 
しかし朝日は恨みは忘れない。
以来、ずっと「安倍の二度目の葬式」を夢想し、嘘と中傷を交えて安倍政権を罵り続けた。
その甲斐あって、念願の葬式を今日出せた。 
栗原の記事はその高揚感を正直に滲ませ、この7年半に並べた嘘と中傷を繰り返すだけ。
署名は己の愚かさを天下に哂すようなものだ。
今は紙数が「吉田清治」前の700万部から350万部に半減して恥も半分で済んだのがせめてもの救いか。 
その署名記事の下の「天声人語」もひどい。
安倍辞任後の後継者選びを30年前にあった上野動物園の猿山の跡目争いになぞらえた。 
13年間ボスに納まっていた「ロン」が引退し、その跡目争いが「もつれにもつれて権力に空白ができた」。
「ロン」を長期政権を敷いた安倍に擬して「後任首相選びで混乱している余裕などない。そして願わくは民意に寄り添うリーダーを迎えてほしい」と結ぶ。 
「民意」は韓国人と朝日新聞が好んで使う言葉だ。
自民党でこの言葉を好むのが石破茂だ。
「寄り添う」は立憲民主党と石破が好む。
天声人語の趣旨は石破を総裁にという意味だ。 
それは勝手として、このコラムは有田哲文と山中季広が交代で書いているが、書く前に少しは取材したらどうだ。
自民党は政治空白をなくすべく2週間後には両院議員総会で総裁選を行う方針で、安倍辞任表明の翌日には跡目は菅義偉にほぼ決まっていたのだから。
その流れも読まず、安倍をボスザルに見立てる趣向にのめり込んだ。
「跡目決まらず政治空白」の落ちもいいじゃないか。
それで行こう。
馬鹿な読者は朝日が書いた通り信ずるさという驕りがそこに見える。
 

一国の宰相をサル扱いする。
その快感の背後には多分オバマがあった。
彼が大統領になったときニユーヨーク・ポスト紙が射殺されたチンパンジーの戯画に「他の誰かに景気対策法を書いてもらわないと」というセリフをつけた。
一国の元首を人種差別丸出しのサル扱いかと非難が集中した。 
日本でもイーモバイルがチンパンジーに「cnange」と語らせたら米CNNテレビやロバート・キヤンベルが「サルは昔から有色人種を非人類と描くことに使われてきた」と非難が出て、CMは打ち切られた。
人権朝日も便乗して日本人の不謹慎を罵った。 
でも、ピエール・ブールが日本人をチンパンジーに見立てて作った映画「猿の惑星」にはオバマもCNNもキャンべルも黙っていた。
日本人をどんなに貶めてもだれも気にしない。
じゃあ安倍をサルに仕立てて嘲るか、が出発点だった。
こんな野卑を活字にする。
人間性を疑う。 
この手の安倍政権批判は朝日だけにとどまらず毎日新聞、東京新聞でも展開され、翌々日以降も際限なく続いている。
主張はみな同じで「安倍一強」の「驕り」と「ゆるみ」と「説明不足」。 
例えば「説明不足」だ。

朝日の「最長政権考」では「森友 加計説明責任果たさず」の見出しで朝日が捏ねたモリカケ疑惑を再掲する。
笑えるのは「問題は政治化し、国民が反安倍か親安倍かになっている。ファクトは関係なくなっている」という政権幹部の話だ。 
森友学園はそこに安倍昭恵が行つた、学園用地が8億円値引きされたという2つの事実があるだけ。
それを朝日が勘繰りで結び付けた。
安倍が「やましいところがあれば辞任する」の言質を待ってあの騒ぎが始まった。 
社共が籠池夫妻を取り込み、籠池をして疑惑を膨らませ反安倍の倒閣運動に仕立てていった。
最初から最後まで確かに「ファクトはどうでもいい」展開だった。
そうやって作っていく疑惑に「安倍は説明責任を果たしていない」という主張だが、ないものはないとしか言いようはないだろう。 
朝日がいかに悪辣かは2年間も「疑惑の証人」として、使い回してきた籠池が「月刊WiLL」に「社共に利用されていた」と語り出したら途端にお払い箱だ。
以後、森友疑惑を新聞に再掲するときも籠池夫妻は一切登場させていない。
近畿財務局の赤木某が自殺した民事訴訟では朝日は何ページも費やして森友疑惑を紹介したが、原点のはずの籠池の名はどこにもない。 
加計学園疑惑も同じ。
獣医師会が利権を守るために石破茂を誑し込み、玉木雄一郎にカネを贈り、50年、新規獣医学部を認めない岩盤規制をやってきた。
それに穴を開けようと加戸守行愛媛県知事が動き、やっと安倍政権が動いたら「加計は安倍の親友」という事実だけで朝日は疑惑ありと騒いだ。
騒ぐ間、加戸の主張は全く無視した。
安倍を倒せればそれでいい。
ファクトはここでも無視された。 
この連載を書いた記者にジャーナリストとしての良心があるのだろうか。

朝日は世間からずれている
 
反安倍3紙は安倍の対支那外交もそろって叩いている。
中身はみな朝日のコピーみたいなので代表して朝日の7月28日付社説「米の対中政策 力の対決では道開けぬ」を取り上げる。 
のっけにポンペオ米国務長官の「支那を豊かにすればまともになると思ってやった積極関与は失敗だった」を取り上げる。
これほど明快で分かりやすい話もない。
それで「破綻した全体主義の信奉者」習近平に圧力をかけて彼が覇権掌握の手段としたファーウェイを排除し、知財ドロの本拠地ヒューストンの支那領事館を閉じたのは正しい。 
しかし朝日は秋岡家栄の昔から支那の世話になってきた。
北京支局長になれば支那がらみの天下り先をあてがってくれる。
だからポンペオの意見には従わない。 
「支那も悪い」けれど、トランプも自国第一主義掲げて「貿易」や「地球温暖化」を放り出した。トランプはそれを改めて「国際協調の枠組みに立ち戻らねば説得力を欠く」ともっともらしく講釈する。
何でトランプにだけ注文をつけるのか。
公平に見れば国際的な枠組みを踏みにじってきたのは支那の方ではないか。 朝日が挙げた「貿易」だって支那は悪質が過ぎる。
支那は20年前、「市場を開放し、知的財産の保護を順守する」と誓って世界貿易機関(WTO)に加盟した。 
しかし市場はいまだに開いていない。
進出企業が支那市場で稼いだカネは持ち出せない。
産経新聞前北京特派員の矢板明夫は雀の涙ほどのボーナスを支那の銀行に預けていた。
離任するので引き出そうとしたら外貨制限で断られた。
知財ドロはもっと盛んで、最新データでは知財侵害物件の63%が支那によるものだった。
傍若無人というか、約束事など決して守らない。
それが支那人だ。
 

「地球温暖化」も裏がある。
米国はパリ協定から脱退したが、渡辺惣樹が産経新聞「正論」欄に書いたようにCO2排出権売買はカナダ人詐欺師モーリス・ストロングと支那とアル・ゴアが組んで作り上げた国際的詐欺だ。
日本は後進国・支那からCO2排出権を何兆円も買わされている。 
地球は生きている。
暑くも寒くもなる。
もっともらしい温暖化恐怖に騙されるのは日本人とスウェーデンの気候変動少女グレタくらいなものだ。 
朝日は「国際的枠組み」を大切にとトランプに言うが、支那はユネスコ事務局長のボコバを買収して南京大虐殺を記憶遺産に登録させた。
WHO(世界保健機関)ではカネで事務局長ポストを買い元香港衛生局長、マーガレット・チヤンを送り込んだ。
彼女は製薬会社と組んで2009年に流行った、ただのインフルエンザをパンデミック指定して大もうけした。
彼女の次のテドロスも買収して武漢コロナのパンデミック指定を遅らせ、支那を勝ち組にする工作をやらせた。 
ICPO(国際刑事警察機構)トップの座は習近平が買い、孟宏偉を就任させて支那から金を持って逃げだした「裸官」捜査をやった。
習近平体制のためにICPOを私的に利用していた。 
どれをみても支那こそが国際的枠組みを不当にかつ私的に活用していた事例ばかりだ。 
ちなみにこの9月に行われたWTO(世界貿易機関)事務局長選では日本から入れたフツ化水素をテロ国家に転売していた韓国から兪明希が立候補している。
趣旨は支那と同じ。
WTOを握ってフツ化水素事件みたいな韓国の違反行為をもみ消すためだ。
小中華はいつも大中華を見習う。 
朝日社説は「日本は支那とは歴史的に深いつながりがある」から支那にも尽くせという。 
安倍はハンチントンの予測を踏まえ、EU(欧州連合)にも「支那と接近しすぎるな」と警告し、習近平の訪日もコロナで逃げた。
朝日は「いや民意は反安倍にある」と言うが、本当にそうか。 
安倍辞任表明の日、立憲民主党の石垣のりこが「危機管理のない宰相を選んだ自民の責任を厳しく問え」とツィートした。
朝日新聞の言う民意に迎合した立民議員らしいノリだったが、ほんとの民意は激怒、炎上で迎えた。 
中でも元AKB48の指原莉乃の一言はよかった。
「人の痛みって分からないじゃないですか。そういう時に気づけない人は悲しい人だなって思います」 
石垣のりこはすぐお詫びを出した。
「揶揄するつもりはなかった」と。
言葉を補えば朝日新聞の言う通りに書いた。
それが揶揄だと気づかなかったとなる。
朝日には冷笑と嘲りと椰揄しか載っていない。
配慮が足りないではなく、読む新聞が間違っていると知るべきだ。 
安倍政権の退陣を悲しんだ人にユーミンがいる。
「見ていて泣いちゃった。切なくて」。
それに朝日の「論座」メンバーの京都精華大講師、白井聡が「荒井由実のまま夭折すべきだったね。本当に、醜態をさらすより、早く死んだほうがいい」とフェイスブックに書き込んだ。 
彼は「論座」で「安倍政権の7年余りは日本史上の汚点である」と題して朝日の言い分を罵詈雑言に換言しただけの論文を載せてきた。
自民を支持する隣の住人は汚物だと言ったような主張もあった。
朝日は偉い、俺も朝日人で偉いんだという思い上がりでユーミンをくさした。で、初めて世間を知った。
勤め先の大学もクビになりそうな気配で「反省しています」と頭を下げた。
朝日がいかに世間からずれた存在か気が付いただろう。 
しかし肝心の朝日の記者どもはまだ気づかない。
この偏頗な安倍批判の総元締め、根本清樹論説主幹が9月16日付一面コラム「座標軸」に安倍政権を「民主主義の土台が腐食した7年8ヵ月だった」と総括していた。 
でも民意はどうか。
むしろ安倍政権になって日本に異様な東京裁判史観を押し付けてきた朝日新聞の発行部数減が目立ったように思う。
民意は「朝日新聞の土台が腐食した7年8ヵ月」と受け止めているんじゃないのかな。

(敬称略)

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