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ディズニーだって薄利多売

みなさんこんにちは。

会計事務所で働いています、おどりーまんです。

今回は社会人として商品を作る側に立って気がついたことを書きます。

こんなにもサービスがあるのに…人類は幸せになった?

僕は学生時代に経営学を学んでいて、有名な企業の歴史などを研究していました。

人は1人でやれることは限られますが、人が集まって組織ができ、さらに知識・技術が伝承されると本当にすごい商品が生み出されるのはみなさんご存知の通りです。

スマホ、自動化、無線、SNS、動画配信…やばいです。素人からすると魔法かな、とも思います。

でも純粋に消費者として、まだまだ物足りなくないですか?

だってこれらの商品を買ったところで(使ったところで)あなたは悩みから解放されましたか?

僕は人々を苦しめる大きな悩みは2つあると考えていて、それは「経済的な悩み」「人間関係の悩み」です。

ぶっちゃけこの2つが解決されたら人生だいぶ楽になりません?僕はそう思います。

ビジネスというか仕事の本質って人の役に立つ、喜んでもらったり幸せになってもらうことだと思うんですけど、全然できてないじゃんって。

なんでかなあ、と考えた結果が「薄利多売」なんです。

ここで言う薄利多売は利益が薄いというよりも単価がバカ高いわけではないということです。

例えばディズニーランド・シーってパークを作り出すためにものすごいお金がかかっていますよね。もしあれを少数個人を相手に「夢の国を作ります」って言ってたらあそこまでのクオリティを出せなかったでしょう。

でも売上=数×単価です。

入園者数約3千万人×平均単価1万1815円=3500億円超(2018年度)

夢の国を支えているのはのべ3千万人という利用者です。(すごっ…)

大手企業の稼ぎ方もそうです。個人用に受注するのではなく、同じモノをいくつも作って多く売る。中小企業とはお客さんの数が全然違う。だから、比較的安く商品を提供できるんです。

もし、個人1人の悩みを解決しようと思ったら必要経費でいったいいくらになるでしょうか。それに利益分も上乗せしないといけませんから、例えば「どうしても東大に入りたい」という思いを抱えている人がいるとして、環境を整えたり講師を準備したり…なんて至れり尽くせりのサービスを作ろうと思ったら簡単に数千万円あるいは億のお金が必要になるのではないでしょうか。

そんなサービスを使う人がいるのかという話です。

それよりも、多くの人が出せる価格帯の「そこそこのサービス」を多く売った方がお金が集まります。(この場合は予備校など)

売りやすい商品=信用のある商品

「この薬を1粒飲めば絶対に5キロは痩せます。価格は20万円です。」

というのと、

「専門のトレーナーがあなたのダイエットを徹底的にサポートします。2か月で価格は20万円です。」

だと後者の方がまだ信用ができます。買うか買わないかって結局(多くの商品は前払いなので)信用なんです。

もし車が3台に1台は1年以内に爆発するっていうなら何百万円も払う人はいないはずです。けれど、普通に乗っていれば爆発はしない。死亡事故にも遭わない。何より自転車や徒歩、バスより便利。(あるいは格好いい)だから買うんです。

自分の期待が高い確率で叶うのでお金を払うんです。

いかに商品を信用してもらえるか。これがビジネスの最も重要な課題だと思います。

サービスを提供する側になった今、僕が提供するサービスでお客さんの業績が上がったら。そんなことがくり返されたら。商品を売るのは簡単です。

その信用を得るまでの苦しい道のりこそが今歩いている場所です。

(大企業が強いのは脈々と受け継がれた信用というB/Sに載っていない資産があるのも大きな要因です。そしてそれが失われると例え大企業でも…)

良い商品を作る壁~採算性~

今まで商品化されていないということは技術的な壁があるか採算が取れないかのどちらかなんです。でも僕は人類の可能性を信じています。

今あるサービスを大きく上回る商品を開発できる力が絶対にあるはずです。

けれど、ビジネスである以上採算が合わなければ撤退せざるを得ません。

生産者・提供者の立場で考えると限られた予算の中で商品を作らなくてはならないので、(しかもそれ以上に稼ぎ出したい)制限つきで商品を生み出しているんです。

だからこそ、そこそこのクオリティかつ利用者も多いという商品になるしかない。

しかも大企業であれば多少失敗しても他の部門で補填できますが、中小企業が、それもメインの事業で失敗しようものなら終わりです。

だからローリスクローリターンの商品しか作れない。すなわち、自分たちができそうなことを商品に入れ込むことしかできない。

時間もお金も無限に投下できるわけではない。当たり前ですが、生産者からすれば厳しい現実です。

まとめ~今自分でできることは~

ビジネスの基本構造は薄利多売で、信用力のある商品をたくさん作る。そうするのが1番確実にお金を得られる方法です。

商品の大量販売は大企業の十八番です。信用力があるのも大企業です。

単価と信用は連動していますから(あえて式にするなら単価=期待×信用)ただの凡人である僕みたいな者が売れる商品を作るのって本当に難しいのがよくわかると思います。

だからこそ、商品購入の一般的な流れ

期待×信用⇒支払い⇒購入⇒消費・利用の順序を変えなくてはいけません。

消費・利用⇒信用⇒支払いです。

信用を得るためには1つ1つ相手のかゆいところを掻いてあがるしかありません。欲求を満たしてあげるというか。

そして大きな影響力を持つ人に信用してもらえたとき一気に自分の株価が上がるんだと思います。

このnoteも自分自身、全然足りないなと自覚しています。

専門的な情報でもなければ、他の人ができない行動を報告しているわけでもないですし、このnoteを読んでいただいたところであなたの人生は特に変わらず明日につながっていくはずです。

それでも、今はこんな状態ですが、僕の夢「経済的悩みと人間関係の悩みを解決する会社を作る」これに近づくにつれて絶対に振り向いてもらえると信じています。

ここまで読んでいただきありがとうございました!


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