色彩暦

二十四節気や、日本の伝統色、季節の花などをとりいれると、生活が豊かになります。 ゆるり…

色彩暦

二十四節気や、日本の伝統色、季節の花などをとりいれると、生活が豊かになります。 ゆるりと、そんなお話をさせて頂いています。

最近の記事

立夏の色

5月5日は、二十四節気・立夏(りっか)です。 立夏とは夏の兆しが見え始める頃、 夏の始まりを現しています。 立夏の5月5日から次の節気「小満」までの時期は、 爽やかな新緑のシーズンです。 日本の伝統色 ・立夏の色 藤(ふじ)色 藤色とは、藤の花からきた色名です。 淡い青みのある紫色のことです。古くから馴染み深い色であり、 『若紫』とも呼ばれます。 我が家の庭の楓です。 初夏のころの楓の事を「青紅葉」と呼びます。 春の若葉からどんどん深みを増す、 緑の若い楓のことを表してい

    • 穀雨の色

      4月19日は、二十四節気・穀雨(こくう)です。 穀雨とは、「恵みの雨がたっぷりと降り注ぐ頃」です。 穀雨は「雨生百穀(うりゅうひゃっこく)」 より由来すると言われています。地上にある食物に水分と栄養がため込まれる時期とされるため 昔から穀雨を目安に種まきや田植えがおこなわれてきました。 日本の伝統色 ・穀雨(こくう)の色 躑躅(つつじ)色 躑躅色とは、赤い躑躅の花のような、鮮やかな赤紫色のことです。 古くからの伝統色で、平安時代から使われていました。 我が家の庭も、穀

      • 春色の蜜蝋ラップ

        先日、イベントのワークショップで蜜蝋ラップを創りました。 以前から「蜜蝋ラップ」の事が気になって、使ってみたいなと 思っていました。 念願かなって作ることが出来ました。 参加したイベントは「菜花1day手習い体験部」 ハンドメイドワークショップのイベントで、色んなアートの体験が出来ます。 蜜蝋ラップの作り方は、 クッキングシートの上に布を置いて、その上に蜜蝋をバラまきます。 その上にまたクッキングシートを敷いて、低温から中温のアイロンで蜜蝋を溶かして布に均等に伸ばしていき

        • 清明の色

          4月4日は、二十四節気・清明(せいめい)です。 清明(せいめい)とは万物が清らかで生き生きとした様子を現した「清浄明潔(しょうじょうめいけつ)」の略語です。 澄み渡った青空、様々な花が咲き、春の虫たちが舞い爽やかな季節です。 日本の色名 ・清明の色 浅青(せいせい) 淡い青色を指す「浅青(せんせい)」は、 微かなくすんだ色調の中に深い魅力が漂います。 この可憐で爽やかな青は、日差しの中で咲くネモフィラの花の 繊細な花びらのようです。 出逢った花たち 店の前の花壇に植

          春分の色

          3月20日は、二十四節気・春分(しゅんぶん)です。 春分は昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。 これから、日ごとに暖かくなり、本格的に春らしくなっていきます。 冬の間に縮こまっていた体を思い切り伸ばして深呼吸しましょう。 春の気配をたっぷりと体に取り込みたくなりますね。 春分の色 薄桜(うすざくら) 「薄花桜うすはなざくら」とも呼ばれ、薄い桜の花の色の ようなほんのり紅みを含んだ白のことです。 桜色の中でも最も薄い色です。 2024年の広島県の開花予想は、3月22日頃

          春分の色

          春のお花畑「花おはぎ」

          3月9日(土) 花はおぎの教室に行ってきました。 以前から、創ってみたかった「花おはぎ」を作ることが出来ました。 花おはぎは、白餡で「花の形」を創っていきます。 思っていた以上に、「力」がいる作業でした。 花びらを一枚一枚、重ねていくと、だんだん「お花」が出来上がっていきます。 その過程にワクワク! 先生が、とても優しく丁寧にご指導くださったのでなんとか、 らしきもの?が出来ました。 出来上がったお花を、重箱に並べて完成! 春のお花畑の「花おはぎ」が出来ました。 レ

          春のお花畑「花おはぎ」

          啓蟄(けいちつ)の色

          3月5日は、二十四節気・啓蟄(けいちつ)です。 啓蟄とは、冬眠中の昆虫たちが土の中から姿を現す時期を指します。、 春の訪れを感じさせる時期です。 啓蟄の色 「檸檬色(れもんいろ)」 檸檬色とは、やや緑みを帯びた明るい黄色。 ミモザの花の色のようですね。 3月8日の「ミモザの日」にちなんで、スワッグや、リース・テーブルウェアなどを創ってみました。 スワッグの写真は、制作して直ぐのものです。 リースは、スワッグを作ったあと、お花の数が足りるかな?とハラハラしながら創りま

          啓蟄(けいちつ)の色

          二十四節気 雨水(うすい)

          2月19日は、二十四節気・雨水(うすい)です。 雨水とは、「空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始めるころ」 という意味です。 立春から春分の間に初めて吹く南寄りの強風を「春一番」と呼びますが、 春一番が吹くのもこの頃です。 ✿日本の伝統色名の紹介 ・雨水の色 若草色(わかくさいろ) 「若草色」とは、春先に芽吹いた若草のような鮮やかな黄緑色。 この色は、古くから伝統的な色彩の一つであり、平安装束の重かさねの色目『若草』に由来していす。 「若」とは新鮮で未熟、あるい

          二十四節気 雨水(うすい)