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自分の口癖から考える「自分の考えを持つ」ということ #18

木下斉さんのコソコソ野郎Voicyで、自分の考え(軸を持つ)を持つことの重要性について話が出ていました。
周りと向き合う前に、自分としっかり向き合うこと大切ですよね~。
「自分の考えを持つ」ことに対して、私なりの考えを紹介します。


私の口癖

最近私、会社で部署を異動し、今までの仕事とは異なる仕事をやるようになったのですが、その異動先で一緒に働いている人から、「なるほど~」ってよく言うねと言われました。
確かに事あるごとに、「なるほど~」と言っていました。
そこで、なぜ私が「なるほど~」と言うのかを、木下斉さんが話をされていた「自分の考えを持つ」という側面で考えてみました。

受け入れ、それを育てる

私は、どちらかというと木下斉さんのように自分の軸をしっかりと持って意見が違う場合は、違うと面と向かって話をすることが苦手なタイプです。
相手の意見を聴いたうえで、自分との違いを理解する感じです。
よく言えば、理解力や協調性があり、悪く言えば、相手の意見に流されやすく自分の意見を持っていないと言えるのかもしれません。
私個人的な考えでは、相手と会話することで相手の考えを受け入れ、自分の考えとの違いなどを理解したうえで、自分の中の考えを育てるイメージを持っています。
それが、私の中での「自分の考えを持つ」ことと考えています。

人は一人一人違う

人の考えは、人それぞれです。結局は、同じ人は世界に一人もいません。
最後に、日本人の同質性(みんなと一緒)について、以前、為末大さんが東日本大震災後に、話していたことを紹介しておきます。
いろいろな考えがあって、だから人生面白い。

2011年3月11日。

それまで日本の短所は「個性のなさ」であり、「主張のなさ」と言われていたように思う。会議ではしゃべらない。リスクを取らない。人の顔色ばかり見ている。空気を読んでばかりいる。同質な社会が生み出す、同質な人々。

3月12日、13日の世界の報道は、奇しくも日本の同質性が生み出した結果を誉め称える記事ばかりだった。一晩家に帰れずようやく来た電車に列をなす人々、まっくらなコンビニでレジを待つ人々。主張せず、他者を配慮しているからこそ、暴動もさして起きなかった。

一方で、震災後に不謹慎と言われスポーツ選手は自粛を迫られた。ツイートで朝ご飯と書いただけでも罵られている光景をよく見た。同質性社会とSNSがくみあわさると、随分と窮屈な正義の世界が出来上がってしまう。特にあの時はそれを垣間みた。

震災後、思い出されるのは女子サッカーのワールドカップ優勝だろうか。たくさんの感動の最中、日本が一つになれたという言葉がたくさんあった。一つになれないものを排除する力と、一つになろうとする力と、一つになれた感動。光と陰。

人の役に立ちたいという思いは、日本も欧米社会も同じだろうと思うけれど、彼らは誰かの役に立ちたいと対象を狭めている。日本はみんなの役に立ちたいと言う。対象に入らなかった人の気持ちを考えて、広く平等な貢献を目指す。

多くの場合“みんな”は地球人類をさすのではなく、日本人を指している。その同質性が排他性を生み、一方で災害時に秩序を保ち、飛び抜ける才能を平均化し、一つになれた感動を与える。大きな一つの生き物のように動く私達。

[為末大]みんな一つになれる、の功罪〜震災報道に見る「排他性」と「秩序」が共存する日本人の同質性[連載28]為末大学 | "Japan In-depth"[ジャパン・インデプス] (japan-indepth.jp)

#ジブン株式会社マガジン
#為末大
#口癖


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