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備忘録的な紐付け知識学 ~三日坊主頑張る編~ しょの34

 シェークスピアについて
ウイリアム・シェークスピア。1564年~1616年
現在のイギリス(イングランド)の劇作家・詩人。
個人的には、日本で言うところの、手塚治虫の様な人だったのではと思います。「ハムレット」「オセロー」「リア王」「ロミオとジュリエット」「夏の夜の夢」等の作品を残しています。
身も蓋もない解説をすると、
「ハムレット」は、弟に殺された王様の敵を討とうと息子のハムレットが、狂ったふりをして、父を殺した叔父に近づこうとしますが、両想いのオフィーリアの目の前で彼女の父親を(誤って)刺し殺し、オフィーリアの方が本当におかしくなり川に落ちて亡くなったり、父とオフィーリアの敵を討とうとしたレアティーズの盛った毒を、どう言う訳か王妃(ハムレットの母親)が飲んで死んでしまったりで、周りがバタバタ死んでいく、敵の王様(ハムレットの叔父さん)も死んじゃった、最後にハムレットも死んじゃった
と言うお話です。
 オフィーリアの死は、イギリス画壇でよく扱われるモチーフになっています。 ジョン・エヴァレット・ミレイの「オフィーリア」はとくに有名で、この絵を見た夏目漱石は「風流なドザエモン」と評しています。

 「オセロー」は、
ヴェニスの軍人のオセローは、旗手のイアーゴーに騙されて自分の奥さんのデスデモーナを殺してしまうが、それが誤解だったと知って、自ら命を絶つお話です。

 「リア王」は、
「わしも歳だから、お前たち三人に領土を譲るわ。一番わしをホーホーした順に領土を分け与える」
と三人の娘たちに告げます。長女ゴネリルと次女リーガンは、
「お父様素敵♡」とか「うわ、びっくりした!振り返ったら町田啓太がいるかと思った」とか「お父様が一番好き♡その次に好きなのはカツカレー」とか美辞麗句を並べ立てリア王にホーホーします。
然し、正直者で頑固一徹な末娘のコーディリアだけは
「お父様、サンクスギビング!」
と言っただけでこれと言ったお世辞も言いませんでした。コーディリアにしたら最高の感謝の言葉だったのですが、怒ったリア王は、
「イッツ ファイアー!お前は勘当だ」
とコーディリアを追い出します。途方に暮れるコーディリアでしたが、“捨てる神あれば拾う神あり” フランス王がコーディリアの実直さに感心して、息子の嫁に迎え入れます。
 さて、リア王ですが、二人の娘に領土を分け与えた途端、娘たちはリア王を冷遇します。そして彼は追放され荒野を彷徨うことになります。
千の美辞麗句ではなく、一つの真心と思い知ったリア王。
「コーディリア~!ごめんな~!」
叫ぶリア王。すると荒野の彼方から濛々と土煙を上げて迫る軍団。
コーディリアがフランス軍を率いて駆け付けたのです。
「オッテュオサマン、お待たせシルブプレ~」
すっかりフランスに馴染んだコーディリアとリア王は、ゴネリルとリーガンに戦いを挑みます。
結果は敗北。
コーディリアは捕らえられ殺されます。
最愛の娘コーディリアの亡骸を抱き、慟哭するリア王。
そしてコーディリアの後を追ってリア王の命の灯火も消え失せます。
 (ごめんなさい。リア王 書いてて楽しい)

 「ロミオとジュリエット」ですが、これは有名なので書くまでも無いと思います。
ザックバランに言うと、猫猫に処方してもらった仮死の薬を飲んだジュリエットが本当に死んだと思い込んだロミオが 毒薬を飲んで後追いしたらジュリエットが目覚めて目が点になった と言うお話です。

 「夏の夜の夢」は、「ガラスの仮面」を見てください。私なんかの解説より百倍も楽しめてよく分かります。
「ガラスの仮面」 読んでください。 絶対ハマります。絶対ハマります。
絶対ハマります! もし漫画界に河童えびせんがあるとしたらそれは「ガラスの仮面」です。読むのを止められなくなります。

そんな無理しなくて良いですよ。