見出し画像

餃子と母の思い出

餃子って、なんか好きなんですよね。飽きないですし。
家でよく食べる餃子は、最近は冷凍餃子が多いですが・・・。

子どもの頃は、母と一緒によく餃子を作りました。
母が作った餡を餃子の皮で包む。小さい時はうまく包めなくて、四苦八苦していましたが、それも今はいい思い出です。


忙しい母と過ごす貴重な時間

母は、いつも忙しい。
家事に、仕事に・・・私がみている母はいつも動いていました。

私には、年の離れた兄が2人いて、ほぼ一人っ子のように育ちました。
小学校の時はかぎっ子で、友達が少なかった私は、学校から帰ってくると、母が帰ってくるまで一人で過ごすことが多かったんです。

母は、仕事から帰ってくると、そこから大忙しとなります。
料理が得意な母は、いつも台所に立っていて、夜寝るまで台所にいるような印象でした。なので、料理のお手伝いをする時間が、母と過ごす貴重な時間だったんですよね。

お手伝いする料理の中で、家族のだんらんにつながっていたなぁって思うのが、餃子作り。兄が手伝ってくれた覚えはないですが、父が餃子の包み方を教えてくれたような気がする。いや、違うかも、記憶がはっきりしない。

でも、餃子を包みながら、母といろいろと話をしたような気がするんです。何を話したかも、もう覚えていないけれど、お手伝いをすることで、私は、寂しさを埋めていたのかもしれないなぁ・・・って思うんです。

そして、我が家の餃子は、とにかく数をたくさん作っていたんです。餃子の皮、1人1袋くらい。1袋に20~25枚くらい入っていたはず。

つまり、我が家は1人20~25個くらいは食べていたんですよね😅
兄はいいですが、私も兄に負けじと食べていたような気がするなぁ・・・。

大量の餃子を焼く

そんなわけで、餃子を作る時は、いつも100個以上作ることになるわけですが、一度に焼けるわけではありませんので、母がフライパンで何度も焼くことになるんです。

数珠つなぎの餃子が、つぎつぎと出来てくるのです😅

私が、ずっと餃子を包んでいて、同時進行で母が餃子を焼く。
おかずが、餃子だけではありませんから、他のおかずも母は作っていたり、お皿に盛りつけたりで、母は大忙し

父は、ずっと座って、焼きたての餃子を食べながらビールを飲んだり、お酒を飲んだり。父は、かなりの飲んべです。

父が「母さん、熱燗!」って言うと、母が忙しがって、「勝手にしなさい」なんて言おうものなら、父は仕方なく動き出し、小さな鍋に、お酒をそのまま注ぎ、ちょっと火にかけて・・・(熱燗って直火??)。

いやいや何合飲むのって感じでしたね。だから、餃子もどんどんなくなっていきます。焼きながら、食べながら、わちゃわちゃな夕食となります。

そのうち、私の餃子がなくなっちゃう・・・母の餃子もないよ~なんて事態に。みんないくつ食べたの~って感じ。
早いもの勝ちですよ😅

これは、これで、今思えば楽しかったのかなぁ・・・って思うんです。
大事な親子のスキンシップの時間だったのかもしれません。

嫁いでからの餃子

夫と結婚してから、時々、義母が餃子を出してくれる時があったのですが、市販の冷蔵で売っている餃子12個入りを焼いて、家族で分ける感じ。

1人分は、小さなお皿に2~3個といったところでしょうか。
なんとなく、軽いカルチャーショックでしたね。

普通の家はこんな感じなのかな?
餃子は、今まで家でつくるものという価値観だったけれど、結婚してからは市販のものを使うようになりました。

家庭の文化の違いのようなものがありますね。
今はもう家族の高齢化もあり、冷凍ぎょうざで十分かなって感じです。

それでも、時々、昔を懐かしく思うこともありますね。

そうそう、千葉に住んでいる時は、友達と宇都宮に餃子の旅に行ってきました^^ 美味しかったぁ・・・。

餃子の楽しみ方は、いろいろありますね^^



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?