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てばなす

金冠日蝕の日の出来事。


ここ数日、何を見ても何を聴いても『手放す』がどこまでもついてくる。

脳の仕組みで見えちゃう論。を超えて、その文字しかやって来ない。

『手放す』を見るため、聴くために本や記事を読んだり、何かを聴くことになっていると思ってしまうくらい。

もはや引き寄せの法則。

「はい。メッセージですね。確かに受け取りました」と素直にサレンダー

そして、1つ最大級の手放しをした。

『知りたい』という、とても純粋な気持ちから
結構無理して飛び込んだ新しい世界は
思いがけない展開と人間関係の広がりで、新鮮そのもの。

今から思えば、最初に『知りたくてたまらない』と思ったこととは違う世界だったけれど、あまりに想定外な出来事の連続で、違ったことなどすっぽり抜けていた。

その世界の更に先に行くために、深く知るために沢山の扉が用意されている。
最初は、どの扉の鍵も欲しくてたまらなかった。

でも、ふとある時に
『あ。これは呪縛』と気付いた。
別の扉が開かれたときに感じる違和感。


目の前の扉はいくつもあって、ふと開かれる。
開くと扉の先に、またいくつもの扉が用意されているのがわかる。

その扉たちが
『開けたくてたまらない扉』から
『開けないと、先に進めない扉』
になっていた。

心の奥では分かっていた。
その扉ではないよ。

そう。
私が大切にしたい世界へ続く扉はそれじゃなかった!とてもシンプル。


「ほら扉が開いてるよ。」
毎日いくつもの声が私を誘うけれど、
もう大丈夫。

開けなかった扉の向こうの世界も輝いている。
私が開ける扉の向こうの世界は、
私にとって輝いている。


手放したら
いくつもの点と点が繋がって
過去の経験が今の私に繋がっていたことのお知らせが届いた。

あまりにも突然、思いもかけない方向からもたらされ、それはとても嬉しい出来事で、涙がじんわり溢れてきた。


『扉を開けないのは、逃げること』
ではなかった。
開ける扉が違っていた。ただそれだけ。

手放すってこういうことなんだ。

金冠日蝕の新月
1つの扉が閉じて、新しい扉が開かれた。

世界は優しい。


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