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介護フェアに参加して感じたこと

令和5年8月17日は介護の仕事フェアに参加させていただきました。自分が所属する法人は松戸市なので、就職説明会のブースは出さなかったのですが、知り合いの訪問介護事業所の管理者さんがニコニコしながら近づいてきて、『採用がひとり決まったよ!』と嬉しそうに話しに来てくれたのが印象的でした。私たちが担当させていただいた介護講座も大盛況で、本当に皆さんが喜んでくださって嬉しかったです☺️

当日は車椅子での階段昇降も体験していただき、全国各位で水害も多発していることから、緊急時の避難誘導のために必要なスキルであるのと同時に、平常時においてもエスカレーターのない団地や、スロープが適さない玄関前の階段などが障壁になって、屋外に出ることを諦めてしまっている方がいることをお伝えして、そうした方々に外出の自由を提供するためにも、重要な技術であることを説明させていただきました!


参加者の気になる声

介護講座に参加された方から話しを聴くと、現に介護職として勤務しているけれど、転職を考えて就職説明会に参加したと話される方が大多数を占めていました。すでに一定のスキルを備えていると想定される方々に講座を受けてもらうのも恐縮するなと考えていましたが、いざ始まってみると『本当に楽で驚いた!』『ウチの職場では誰も教えてくれる人がいない。』『先輩がやっているのを真似てるだけで、実際には腰の負担も強く腰痛になってます。』と、参加された多くの方が同様の発言をされていました。


教育制度はあるはず

参加者が所属する介護施設や事業所にも、教育制度はあると思います。処遇改善加算も始まり、教育計画も充実しているとは思います。組織としてはやることはやってるよ!と言いたくなると思いますが、それでも現場の実践者に教育の実感がないとはどういうことでしょう?教育制度は存在するけれど、現場に教育効果が行き渡らずに、腰痛も多発してしまうという哀しい状況は何とかしなければならないと思います。介護職の不足を叫んで採用に力を入れても、腰痛で介護職をリタイアさせてしまっては本末転倒ですね。痛々しくとも仕事を続けて、離職にならなかったとしても、腰痛を生み出す現場にそのものが本当に不幸だと思います。そこは『腰痛は介護の職業病だから当たり前!』という感覚では行けないと思います。


介護職のフォローアップ

そうは言っても現場を改善することは容易いことではありません。新たに教育制度を見直して、介護職の技術力を向上させる組織づくりは数年単位の時間が掛かります。そこで、Noteのメンバーシップの投稿機能を活用して、メンバーが悩みを発信する。そしてそれに応える形で記事化(動画も含む)をしていく実践を継続することで、介護職のフォローアップの仕組みができるのではないかと思いました。公式LINEのやり取りでも個別の相談を受けることは可能ですが、そのやり取りが残ることで、メンバー全体の財産が蓄積されていくことを考えると、やはりNoteの方が良いなと判断しました。


投稿欄のコメントにメンバーが悩みを記載して、他のメンバーにアイデアがあればそれを伝えていただく。動画を含めた説明が必要であれば記事にして返答する。文章や動画だけでは分かりにくいことがあれば、対面での研修会も開催するという実践が継続されることで、現場に根差した知見が積み上がるのではないかという想いから始めてみました。記事がメインではなく、共に成長するコミュニティスペースと捉えて、是非ともメンバーシップにご参加いただけたら嬉しく思います☺️

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