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定年オヤジの下手の横好き趣味日記 #47 まちづくり研究会

定年後に大事な3K(健康、小遣い、興味)の中で、今回は健康・興味に関する時間の使い方について紹介します。

志布志市志布志町志布志文化会館
 
鹿児島県の志布志市で開催された「創年と学びのまち研究大会 in 志布志」にシンポジストとして参加しました。
 志布志市では市の支援もあり市民大学が20年近くも続いており、その成果などの報告とシンポジウムで創年の学び・地域活性化についての勉強会となりました。
 長く続く地域の人を巻き込んだ活動に感動し刺激を受けた会でした。

創年

 この言葉は、聖徳大学名誉教授の福留強先生が提唱したもので、実年齢の7掛け(80歳なら80×0.7=56歳)の若いイメージで活動しようというものです。町を元気にするには町民自身がまず元気でいなければなりませんよね(トップの写真)。

焼酎作り

 市民大学では、自分達でサツマイモや麹に必要な米を栽培し、地元「若潮酒造」の協力を得て、焼酎「創年の志」を製造販売しており、岡山県の井原町もこの活動を参考に焼酎「里の夢」ができふるさと納税にも使われています。

焼酎作りでの仕込み歌が披露されました

嘉例川駅弁

 森の弁当の山田まゆみさんは、無人駅となった嘉例川駅を地元の人たちが掃除をしたり、花を飾ったり、市を開いたりして維持したこと、名物列車「はやとの風」の運行に合わせ、地元の食材を活かした駅弁を作ったことを紹介しました。JR九州の駅弁ランキングでは3年連続グランプリです。

郷土料理「がね」の天ぷら、シイタケとタケノコの炊き込みご飯など

薬膳料理

 宮崎県の綾町で、薬局と有機農業を営む郷田美紀子さんは、薬膳料理のお店も経営しており、五味調味、医食同源の精神でオーガニックの食材を使い、風土食の学校も開いていることを報告しました。

五味調味を説明する図

薩摩の学び

 志學館大学教授で志布志創年市民大学学長の原口泉先生は、20年近い市民大学の活動を紹介しつつ、「学ばないから年を取る、遊ばないから年を取る」、「Life Wide Learning」として生涯学習の重要さならびに老化予防の老年学についてもユーモアを交えながら紹介なさいました。

生涯学習について話される原口先生

志のある日本一の町を目指して

 シンポジウムでは、志布志市生涯学習推進委員長の小窪久美子さんが、志布志市での活動を紹介し、元MBC放送アナウンサーの山縣由美子さんが鹿屋市にある「やねだん」と呼ばれる集落での地域再生について解説し、図書館流通センターの谷一文子さんが図書館の活用について説明し、私は「病は気から、老化は足から」というテーマで、元気な町は健康な自分自身を作ることから始めようと伝えました。司会の鮫島真弓さんは、酒々井町で集いの場を成功させ、現在浅草でたまり場KOKOを運営なさっています。

「やねだん」の活動を紹介した山縣さんの著書

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