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定年オヤジの下手の横好き趣味日記 #100 読書4

植物学者

 朝ドラ「らんまん」が始まり、植物学者の牧野富太郎の生涯を描いていますが、同時代に鹿児島の南西諸島や沖縄、そして台湾の動植物などを調べた鹿児島出身の植物学者「田代安定:たしろあんてい」がいました。

 以前「読書2」として明石 元二郎など興味ある分野の偉人伝を読むことについて書きましたが(#85)、明石が台湾総督時代に、田代も総督府にいたことがわかりました。
 田代は地元鹿児島でも知っている人がほとんどおらず「忘れられた日本人」と呼ばれているほどですが、たまたま読んだ二人の伝記でつながりが見えたことに、読書の喜びを感じました。

 田代は沖縄に伝わる、縄を結んで情報を伝える「結縄:けつじょう」についても調べており、彼の死後「沖縄結縄考」が長谷部言人によって出版されています。
 しかしこの本は古く、普通の図書館には置いてありません。そこで、国内の出版物が基本的に全て収蔵されている国会図書館で調べてみました。

 さすがは国会図書館、この本は収蔵されており、しかもオンラインで読むことができました(トップの写真)。
 一部の本はデジタル化され、登録すれば自宅のパソコンで読めるサービスとなっています。デジタル技術の進歩に感謝です。


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