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定年オヤジの下手の横好き趣味日記 #18 詩のボクシング

定年後に大事な3K(健康、小遣い、興味)の中で、今回は興味のあるものがテーマです。

詩のボクシング

 #14で「詩集」について興味を持ったことを書きましたが、関連して「詩のボクシング」を紹介したいと思います。
 20年以上前から始まった活動で、2名で対戦し、互いに詩を紹介し判定で勝敗を決します。用意してきた作品だけでなく、その場で与えられたテーマについて即興での創作も審査されます。

 テレビで放送されたこともあり、谷川俊太郎 vs ねじめ正一戦はおもしろかったです。
 しかし一番印象に残っていたのは優勝した女子高校生若林さんの即興詩です。
テーマは「バター」で以下のような言葉が紡ぎだされ、その感性に圧倒されました。これはいくら勉強してもその域には到達できないと思わせる才能だと思いました。
 以下 「バター」の冒頭部分を紹介します。

「とけていくバターのように
 わたしのこころが
 しずかにかたちをなくしていく

 光もやみも
 いま等しくわたしを愛す
 光のなかに
 うつくしい粉々のやみがみえる」
あと略。

ときには気分を落ち着けて詩を味わってみてはいかがでしょう。
感じるままに作ってみるのも楽しいかもしれませんよ。

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