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店内の照明

東京でひとつの楽しみだったことのひとつは、飲食店に入ったときも、店内の照明器具の洗練されたデザインをながめることでした。
え、そこ?と思う人のほうが多いのかもしれないけど、照明は明るさで空間を作るものだから、ただ点けばいいという店以外は、たいてい少しこだわりをもって決めてるんじゃないかと思うのです。

天井照明だけで部屋を明るくするのがこれまでの日本の家だったけど、海外で暮らし、ホテルなどからも間接照明の落ち着いた光の良さを感じ取って、ただただ明るくすればいいってもんじゃないと知ってからは、日本の家の中でも間接照明をメインに過ごすようになりました。

最近はアパート自体にも、スポット照明がついているところもあります。
ワンクッション置いた明るさというのがこんなにリラックスできて楽なんだと感じました。
自分の目が、紫外線に弱くなり、人より明るさを感じすぎるというのもあって、
薄暗いくらいの部屋がほっとします。だからよけいにそういう部分に敏感なのかもしれません。

この写真のぐるぐるの照明は、銀座スイスの中で洋食を食べてみよう、と座席に座って料理を待っていたときに目についたもの。
かっこいいデザインに、ずっとながめていたものです。

店でもマンションでも、どんな照明を使うか、どんな建物名にするか、どんな造りにするかなど、オーナーのセンスはそういうところにはっきりあらわれると思っていて、
わーいいな!と感じた場所はオーナーのセンスがいいんだろうと思うようになりました。

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