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「心の資本」は十分ですか さらばテイラーシステム 成長の未来図②

事実:「社員の幸福度が低いと売上が下がる」

解釈:飽食の時代において衛生要因の欠落が幸福度を低下させ、動機付け要因の充実がより一層の幸福度を高める為、売上と密接に関わるモチベーションに変化が生じると私は考える。

実行:売上を上げるには衛生要因は必要条件、動機付け要因を十分条件とする行動をとる。

(以下文中一部転載)
…米グーグルは一人ひとりの働く喜びを重視するよう唱えたアリストテレスにちなみ、「プロジェクト・アリストテレス」と呼ぶ社内調査を10年前から実施して企業風土改革を進めてきた。
生産性が高くイノベーションを生む職場とそうでない職場との違いや要因を調べると「心理的安全性」が影響するとわかった。自由にものが言えたり組織に認められて安心感を覚えたりすることを指す。グーグルは社員のパフォーマンスに関係するこうした要素を重視する仕組みを磨いた。
企業収益が低迷し社員の賃金も増えない。それが社員の仕事への意欲を萎えさせ生産性も上がらない――。そんな悪循環から抜け出す第一歩は挑戦が報われる仕組みを整え働き手のやる気を覚醒させることから始まる。

2022年1月3日付 #日本経済新聞  

#NIKKEI

中山兮智是(なかやま・ともゆき) / nakayanさん
JDMRI 日本経営デザイン研究所CEO兼MBAデザイナー1978年東京都生まれ。建築設計事務所にてデザインの基礎を学んだ後、05年からフリーランスデザイナーとして活動。大学には行かず16年大学院にてMBA取得。これまでに100社以上での実務経験を持つ。
お問合せ先 : nakayama@jdmri.jp

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