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私的No.1クッキー決定戦 - 最終回

※以下は全て個人の感想で、全て私の好みの話です。

私が美味しいと思うクッキーを探す「私的No.1クッキー決定戦」。今回でやっと最終回。前回からこの最終回までの間も私は色々なクッキーを食べた。以下に画像を並べよう。

セブンイレブンのヤツ
成城石井のヤツ
オーガニック食材店のヤツ
これもオーガニック食材店のヤツ
成城石井でかった
フランスのバタークッキー
そういえば食べてなかった
ヤマザキのクッキー

ギリギリまで私が美味しいと思うクッキーを探したつもりだが、

結局美味しいクッキーは
無かった。

だがこの決定戦中は、私が生まれてはじめて食べ物に向き合った期間だった。向き合い続けて発見出来た事がいくつもあったので、最終回はそれらを報告したいと思う。

1.クッキーについて

(1)日本とフランスの違い
これは完全に好みの話だが、私は日本のメーカーのクッキーよりもフランスのクッキーの方が好きだ。
日本のクッキー生地は密度が高く、みっちりとした印象がある。多くの日本人はこの密度の高いクッキーが好きなのだろう。しかし私はこのみっちり感が苦手だ。
クッキーの基本の材料は、薄力粉と砂糖とバターと卵。だけどそれ以上に何がいっぱい入っている感じがする。それ程のみっちり感のある生地は、私にはくどいと感じさせる。

一方でフランスのクッキーは軽い。たくさん食べてももたれる感じがない。味わいもシンプルで私は好きだ。
今回は私が厚みのあるクッキー「パレ」が好みであったため、フランスのクッキーに偏ったが、今後は他の国のクッキーも食べてみたいと思う。

(2)クッキーに入っている物
私はクッキー生地の味を味わいたいのだが、市販のクッキーにはチョコレートかココアが入ったクッキーがとても多いと分かった。今更こんな事を書いているのは、私がクッキーの種類を意識した事がなかったため全く気が付かなかったからだ。

ココアが入ったクッキーは見た目が茶色い上に「ココアクッキー」と表記しているため、自分は「ココアクッキーを食べている」と思い込んでいたが、ちゃんとココアの香りがするかと感じながら食べてみると、色だけでココアの香りは全然しない。自分が見た目と意識で食べた気になるとは想像してなかったし、私の味覚は何をしているのか?疑問に思ってしまう。

多くの人が大好きなチョコレート入りのクッキーは、生地を味わいたいと思うとチョコレートは随分強い味だと分かった。チョコレートが強い味だと言うことも、今まで気づかなかった。
私は生地の味を味わいたいと思い続けているが、実は難しいリクエストをしていたのかもしれない。
何かが入っているクッキーを選ぶなら、私はホワイトチョコレート入りのクッキーを選ぶ。これが一番生地が美味しく感じると思う。考えてみれば、ホワイトチョコレートの材料はココアバターと乳製品がメインでクッキー生地の材料と近く、口にした時に生地の味と馴染みやすいのだった。

2.ぼんやり食べてた

1で繰り返し出てくる言葉「気が付かなかった」。この決定戦でよく分かったのは、自分がいかに日々の食事をぼんやり食べていたかだった。ショックである。ショック過ぎて言葉が出てこない。なんだか、今まで食べていた物に申し訳ないような気持ちになってくる。今後はもうちょっと味覚を働かせて食事を楽しもうと思う。

3.それなりのお金を払おう

今回のNo.1クッキー決定戦はスーパーで買えるクッキーに絞って探していた。私が「美味い!もっと食べたい!もう一度食べたい!」と思うクッキーは残念ながらスーパーでは見つからなかったが、食べたクッキーが全部不味いクッキーだった訳ではない。だけどスーパーで探すには限界があるとも思った。
私は軽い気持ちで「もっと食べたい!もう一度食べたい!」を基準に探していたが、これは難しかったのだ。

4.美味しいってややこしい

私は普通の食事をものすごく適当に自分で作っているし、加工食品も食べている。
自分が作っている物は味が薄かったりするが、調味料を足せば美味しいと思って食べている。加工食品は塩味が強いと思っているが、旨みを感じたり、食感が好きだったりでどこか1点が自分にハマれば私はそれらを美味しいと思う。
どの面からも非の打ち所が無く美味しい物が多分一番良いのだろう。だけどそうでなくても美味しい物はたくさんあって、美味しいとらややこしいと思う。

4.量を考えよう

これは自分への戒めである。一度に食べる量が多すぎるから、最終的にげんなりして終わってしまう。だけど買う時にはせっかく買ったのに物足りない思いをしたくないと買いすぎてしまう。結果、美味しく食べられる量を超えた量を買ってしまうのだ。
多すぎるお菓子を食べながら、何故止められないのかと思ったら、私はいつもダイエットを気にし過ぎているため、太る物を家に置いておきたくないとお菓子の存在を消すために食べていると気づいた。
これではお菓子は美味しくもないし、精神的にも良くないし、コスパも良くない。悪い事しかないので本当に量を考えて買うことを覚えよう。


以上でまとめは終わりだが、結局私は美味しいクッキー食べてない。めちゃくちゃ探していたのに食べていない。

という訳で世界一美味しいと言われるクッキーを買いに行った。それがこちらの「ベンズクッキー」

「ベンズクッキー」はめちゃくちゃ美味かった。今まで食べていたクッキーと次元が違った。ベンズクッキーはソフトクッキータイプでサクサク感はなく、見た目にはずっしり重そうに見えるが、食べると軽い。生地も美味い。買ってきた4枚のクッキーをペロリと食べてしまい、なぜもっと買わなかったのかと思った。これこそ「もっと食べたい!もう一度食べたい!」クッキーだった。マジで美味かった。

結論:
ベンズクッキー
マジ美味い。

〜完〜

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