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HappyFirstなヒト サラリーマンを辞めてトマトを作ることにした白石慎也さん

しらいし農園のトマト。小ぶりでかわいく、
皮がうすくて食べやすく、
甘くてみずみずしくてとってもおいしい !!!

HappyFirstSchool9期から参加頂いている、岡山県高梁市のトマト農家白石慎也さん。トマト農家になって5年。直販サイトを立ち上げて、消費者の方に直接トマトを届けることにしました。
早速ひと箱買ってみると、と~~~~~ってもおいしい!
お世辞抜きで、マジでうまい🍅🍅🍅

こんなおいしいトマトを作れる白石さんの秘密を聞いてみたら、そこには深いストーリーがありました。

ーーーー白石さんは、トマト🍅農家になって5年ですよね???それまで何をされていたんですか???

住宅の床、畳の表材のイグサの営業を10年ぐらいしていました。


ーーーーいい匂いのするあれですね。
そこからどうしてトマト農家になろうと思われたのですか?

東北の震災の時
当時東日本エリアの担当営業マンだった為
現地の復興需要を狙い営業活動をしました。
その時、自分が大好きだった東北の景色が全く変わってしまって
そのタイミングで多くの親しくしていた人たちも亡くなって
人間の命のはかなさと、
綺麗だった環境が自然の力で大きく変化した事に衝撃をうけました。
生きているうちに自分のやるべき事をやりたい!
と思い農家になりました。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが💦
農業につながったのは、
養老孟司先生とかも言われていますが、
【環境は自分という考え方】
目に見えている田んぼや川の魚
全ての環境は明日の自分の身体の糧になる、
って気持ちや考えがあるんです。

東北の景色が変わってしまった時、
すごく心が苦しくなりました。
それで人々の毎日の糧になる
食と環境に携わる農家になろうと…。

トマト畑の白石さん


ーーーーそんな思いがおありだったのですね。
トマトを販売するまでで、一番大変だったことはなんですか?

今までは系統出荷っていって農協に全量出荷していました。
理由としては高梁地域としては、
その方法以外での販売をしている
トマト農家はほとんどいなかったのと、
その方が安定して収入が得る事が出来るからです。

ところが、その方法だと生産者と消費者とは
まったく分断されてしまいます。

白石がつくったトマトじゃなくて
備北のトマトみたいな感じですね。
それだと、安定はするんですが、
自分のしたかったこととは
違うなって思うようになって…。
それで、直販をはじめたんです。


でも、やはりなんというか
他の人とは違うやり方をしている、
という事でわかってもらえなくて、苦労しましたし、
今も、色々言われることはあります。

心を込めて育てたトマト


ーーーーそれでも、直販をしようと思ったのはどうしてでしょうか?

直販として販売すると、
『白石さんのトマト、美味しい』
『嬉しい!』
とか、そういう声を、直接聞くことができます。
消費者の喜ぶ姿を感じ取ることが出来るんです。
そうすると、
『もっと美味しいトマトを作ろう』って、
心から思うんです。
本気になれるんです。

消費者の顔が見えなければ、
機械的にトマトをつくり出荷する
トマト製造ロボットみたいな自分になってて
トマトをつくっているというか数字をつくっているというか…
自分がしたかったことは、そうじゃないなって。
だから、直接届けたいんです。

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命を大切に想う白石さんだから、
トマトひとつひとつに心をこめて作られていて。
だからこんなにおいしいのですね!

白石さんちのトマトはこちらから購入できます。




食べた方はどうぞ感想を届けてあげてくださいね🍅


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