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岸田首相の顔の表情の変化は???

岸田首相の表情の変化をご覧ください。

派閥パーティー券のノルマ分以上の売上の、パーティー券を販売した議員への還流分が政治資金規正法に違反して政治資金収支報告書に不記載であったということに端を発した今回の騒動は昨年末からの東京地検特捜部の捜査が国会開幕前に一応終結に向かっておりますが、この間に、安倍派(清和政策研究会)所属の4閣僚は特捜による任意の調査を受けただけで更迭されました。


山口敬之さんのニコニコ動画より

自民党の慣例ではこれまで首相になったら派閥から離脱していたのに首相に就任以来派閥の会長を続けていた岸田首相が派閥を離脱した昨年末の岸田首相の断腸の思いの顔。


山口敬之さんのニコニコ動画より

岸田派にも不記載があり会計責任者の立件見込みが浮上した際には事務手続きのミスが重なったと神妙な顔で語った。


山口敬之さんのニコニコ動画より

自民党の慣例を破ってまで岸田派の会長であり続けた、あれほど固執した岸田派の解散を検討していると発表した時の笑いをこらえたような顔。


山口敬之さんのニコニコ動画より

さて、皆さんはどのようにお感じになられますか?

今回の特捜部の捜査は概ね安倍派(清和政策研究会)をメインターゲットにした捜査であることは誰の眼にも明らか。

パーティー券の還流資金を政治資金収支報告書に不記載であったのはけしからんと閣僚を更迭したのに自分が会長を務めている岸田派については事務的なミスの積み重ねといい、責任を取っていない。会計責任者が立件されそうになると岸田派の解散をぶち上げる。この段階では岸田派を離れているはずの岸田首相がなぜ岸田派の解散を云々言えるのか?

岸田首相はケジメをつけるとか、聞こえの良いことを言ってはいるが、そもそも岸田派を離脱したというのはポーズで、実際のところは離脱していなかったし、支配していたから解散を検討すると発表した。そして岸田派が解散するんだからとプレッシャーをかけて特捜のターゲットとなった安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)を解散に追いやり、麻生派は残るものの茂木派、森山派は慎重に検討するという流れの中で完全に派閥の影響力を削いできた。

岸田首相は自民党内の民主主義を否定し、LGBT法案を成立させた。今回も根回しも相談もせず派閥解散を推進している。すべてが己の政権の維持のため。なりふり構わない。

いくらやっても、なにをやっても支持率が回復しない。衆議院は解散できないが派閥は解散できると思ったのか…

自民党の政治を動かしているのは多くの部分派閥であった。それほど派閥の力は無視できなかった。だけど、党内民主主義を否定し、党内独裁を続けてきた岸田首相は岸田降ろしにつながる危険性のある派閥の動きを封じた。そのために岸田派(宏池会)を解散すると言ったときに笑みがこぼれたのではないか。

派閥がなくなって政治とカネの問題がクリアーになるなんて誰も思ってはいない。派閥がなくなって首相や官邸の独断専行がやりやすくなるだけのこと。いわゆる党内独裁が進む。(やりやすくなる)そう思ったとき、笑いをこらえきれなかったのではないか。

岸田首相が首相に就任したとき2022年6月12日、リーガロイヤルホテル広島で開催された「衆議院議員岸田文を先生内閣総理大臣就任を祝う会」は政治資金規正法に定める政治資金パーティは政治団体によって開催するようにしなければならないという規定に反し任意の実行委員会によって開催され、岸田首相の資金管理団体である「新政治経済研究会」、岸田首相が代表を務める「自民党広島県第一選挙区支部」など関連政治団体の政治資金収支報告書には「祝う会」を開催したことについての記載がなかった。と週刊ポスト(NEWSポストセブン)は報じている。「祝う会」には地元政財界から約1100人が集まった。会費は1万円であった。


週刊ポストの告知

さて、この問題は特捜部はどのように決着をつけるのか、岸田首相はどのようにケジメをつけるのか。

岸田首相は派閥のことも、組織のことも、構成員のことも、ましてや国民のことも、国益も考えていない。自分勝手な首相であることが明白となった。

そもそもパーティー券問題を派閥の問題に論点をすり替えているが、派閥自体が悪いのではなくて、会計責任者、政治家が悪いのである。

車が走るから交通事故が起こる。だから車を運転してはいけない。車を廃止してしまえ。という議論と似ていないですか。

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