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呪いと祝い。赤ちゃん誕生。

作家・経営コンサルタントの山口周氏によりますと、呪いというのは「禁止」「否定」によって相手の可能性を制限し、損なうものなのだそうです。

この定義を裏返せば、
祝いとは「肯定」「許可」によって相手の可能性を引き出し、加速させるのでしょう。

呪いとは、悪意と意図をもってかけることがあるし、悪気がなくてもかけてしまうこともあります。
親が子供に対して呪いをかけてしまうのは、悪気がなくても結果として、という場合が多いかもしれません。

子供の立場としての私は、実の両親から、どちらかというと呪いを受けてしまい、人生で大きく回り道をしました。
今では、両親が狙ってそうしたのではなく、結果として大きく裏目に出たのだと解釈しています。

こんなことを考えているのは、昨日9月2日に赤ちゃんが産まれ、私は人生で初めて父親の立場になったからです。

子供を1ミリも傷つけず、一度も呪いをかけないのが理想ではあります。でも実際には、不完全な人間である私には、なかなか難しいでしょう。

それでも、子供の誕生と成長を祝う存在でありたい。

赤ちゃんは誰かの世話がないと生きていけません。
でも子供は少しずつ成長し、やがて成人していきます。20歳あるいは30歳くらいで、親がどのように子供と向き合ってきたのか、子供自身から「評価」される時がやって来る。ごまかしは効きません。

信頼とは、与えられるものではなく、積み重ねて勝ち取るもの。それは夫婦間もそうですし、我が子に対しても例外ではないでしょう。

子供は成長し、いつか親元を離れて独り立ちしていきます。
たいして立派な父親じゃなかったが、本当に困った時は味方だったな。と感じてもらえたら。。

産まれてきてくれて、ありがとう。
生きていてくれて、ありがとう。


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