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[時事] IT系上場企業年収ランキング 2023 ~本当に給与の高い企業は?

Puclickeyの記事「IT系上場企業の平均年収を業種別にみてみた」を参考に作成しています。

IT系上場企業の平均年収、業種別に大きく変動

ネットベンチャーやゲーム、メディア系では、メルカリ、任天堂、KADOKAWAがそれぞれ968万円、986万円、857万円と高い水準にある一方、メディア系下位企業では400万円台後半と業種間の差は大きいです。

一方、SIerやシステム開発分野では、野村総合研究所と電通国際情報サービスが1000万円を超えていますが、中堅・中小SIerでは500万円台後半~600万円台と、ネットベンチャーや大手SIerとは100万円以上の差があります。

パッケージソフトやクラウド系でも、上位と下位で100万円以上の開きがあるなど、IT業界内での企業規模と平均年収には相関関係があることがうかがえます。

全124社の平均年収ランキング

平均年収上昇の要因は人材獲得競争の影響か

IT人材の獲得競争が激化する中、各社の平均年収が前年比で上昇しているケースが多く見られました。

特に成長著しい領域の企業では、人材確保のために給与水準を上げている影響があると考えられ、業績が悪化した企業では年収が下がる結果となっています。

業種別平均年収

今後も、人材獲得競争が続く限り、IT企業の平均年収は上昇基調が続く可能性が高そうです。

平均年収を過度に重視せず、個別の企業選択を

IT企業の平均年収はあくまで「平均」であり、個人の適性や働き方に合った企業を選ぶことが重要です。

平均年収が高い大企業は決して働きやすいとは限らず、逆に年収水準が低い中小企業こそ、自分に合った環境かもしれません。

働きがいを感じられる企業を選ぶために、平均年収だけにとらわれないことが大切だと言えそうです。

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