カウンセラーになったきっかけ

カウンセラーの道に進むまでは何もかもが空回り…
私には息子2人と娘1人がいます。
長男・次男の非行に頭を悩ませていましたが
親の想いを伝えようとすれば
するほど
親子関係は悪化する一方で
私の精神状態も
疲弊していくばかりでした。

私1人の力では どうにもならず
県や市の相談窓口に足を運ぶ日々でしたが…

そこで言われた言葉や
アドバイスは
全てにおいて母親否定でした。
「子どもの非行は親が悪い」
「仕事を減らして家にいる時間を増やしたらどうですか?」
「シングルマザーだから子どもが非行に走ったのでは?」等々…
相談に行くたびに自責の思いが強くなり
笑顔もなくなっていく毎日を
過ごしていました。

そんな時 お世話になっている先輩から
あるカウンセラーの先生を紹介して頂きました。
正直な気持ちとして
「また否定されるのではないか?」
「これ以上 傷つきたくない」
という自己防衛もあり
一旦はお断りをしましたが
この先生でダメなら二度と
相談はしなくていいと…
騙されたと思って
行ってごらんと言われ
先輩の気持ちを汲んで
カウンセラーの先生を
訪ねていきました。

先生とお会いする直前まで
「どうせ責められる」と
覚悟をしながらの訪問でしたが…
話を聞いたあと
先生から頂いた言葉は
なんと私に労いの言葉を
かけてくださったのです。
初めて母と認められたような
気がして
今までのネガティブな感情が
一瞬にしてリセットされ
報われた気持ちになり涙が溢れて止まりませんでした。

その後も親身になって話を
聞いてくださり
どうしていくべきなのかを
丁寧にアドバイスをして
くださいました。

今まで 私自身が子どもに
間違った接し方や
関わり方をしていたことに
気づき考え方や捉え方を
変えようと思った瞬間でした。

何よりも子どもを
見放さないこと。
諦めない事…

こうでなければならない等の
固定観念を
捨てようと思ったのも
この瞬間でした。
意識して笑顔でいることを
心がけること。
食事の与え方や声のかけ方を
工夫することで
長男が学校へ行くようになり 受験前日には
「合格弁当を作って欲しい」と言ってきたのです。
その時の光景は今でも鮮明に
記憶に残っています。
カウンセラーの先生のおかげで
無事に高校に合格する事ができ
やれやれと思った矢先に

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