見出し画像

ギャラリーと言う名のコミュニティのつくり方。

僕が2015年から運営するアトリエ三月。一体どんなところなの?を改めてわかりやすく書いてみました。

今後は僕がやっているようなギャラリーに関わらず、カフェや居酒屋、様々な場所で"コミュニティ" "サロン"などの付加価値を備えることが大事になってくると思います。

ただ、あくまで一例として・・・あんまり真似しすぎてもなかなかうまくいかないと思います。


アトリエ三月は19時以降会員制のBAR営業が始まります。


追記:BAR営業に関しては2020年6.7月らへんで終了することになりました。最後までお付き合いくださいませ!!

BAR、と言うか居酒屋です。事務所と兼用の為めちゃくちゃ汚い・・。客席は4畳くらい10席つめつめ。会員制&紹介性で一見さんは入れませんすみません。何となくフィーリングが合えば別。アートを中心にしたコミュニティにはなるけれど、別に関係なくてもOKです。作家やアート関係者からサラリーマンOLなど色々。皆んな仲良くやってます。


アトリエ三月は賄い付です。


ご飯を食べること、すごく大事だと思っています。2015年より見よう見まねで料理を始めて4年。ちょっとはマシなご飯を作れるようになりました。未だにクックパッド見ながらですが。企画展の場合は基本賄いついてます。大人数のグループ展の場合は別。BARとか言うてるけどお酒飲まない人も沢山います。サロンみたいな感じ。僕は大体21時以降飲んでるけど。


入場料のドネーション(投げ銭)を承っています。


始めた当初思いかけずバズった呟き。 ギャラリーって基本的に入場無料です。タダで見れるのが当たり前って常識、なんとかならないかなぁと思って始めました。毎回支援していただいてる方もいて、感謝感謝です。入場料とればいいじゃん、とも思いますがそれだと貧乏な人が見れなくなってしまうのでそれは違うな、と。貧乏とケチは違うけどね。いただいたお金は基本的に作家と折半させていただいてます。


細々と作品買います。


あまり高額な作品はやっぱり買えないけど、ギャラリーでいただいたお金はできるだけ他のギャラリーで作品にお金落とそうと思っています。(最近まじでお金なくて全然買えてないけど)

ま、コレクターさんに比べたら全然だけれど。ドネーションと同じで少額でもお金を循環させること、大事だと思っています。アトリエ三月のトイレギャラリーがカオスです。


共同開催が多い。


4年間で共同開催させていただいたギャラリー様10件以上ありました。

特に意識してきた訳ではなく、そのほとんどがノリで決まりました。

ノリ大事です。


アウトサイダーアートが何故か多い


オーナーがそもそも独学で美術の勉強をして来たアウトサイダーアーティストなのでそーゆー人たちが集まりがち。

でももっと普通の絵画やイラストの人もいるのでそこは勘違いしないでね笑


外部イベントも積極的に出る


最初はcafe太陽ノ塔で企画したり、台湾のレトロ印刷jamでノリで展覧会したりもしたな。(半分忘れてた)

もっともっともっと外部イベントやりたいっす。商業施設の担当者様はよ。阪急百貨店の催事は現在2回。

すごく勉強になりました。早くまたやりたい!!

2020年1月阪急百貨店にて開催決定!


作家がBARカウンターに立ちます。(たまに)


たまにですけどね。面白いコンテンツになってきたと思います。


クロッキー会

月一でクロッキー会やってます。主催者の影が薄すぎて毎回いつあるのか忘れるけどなんだかんだ続いてて面白いですね。参加したい方は新村まで(現在休止中)


店閉めてでもとにかく楽しいことする

遊ぶの、大事です。遊ぶ為なら夜は店閉めます。


ざっと思いついたこと並べて見たけどやっぱりギャラリーやBARよりもコミュニティの側面が強い場所です。これ、今までほぼ無意識にして来ましたが最近色々勉強したり考えたりして、やって来たこと一回整理したほうが良いなーと。で、ここまで出して見て、この後どこに行こうか?と色々考えてました。ゴールはあるのか?


これから


海外進出だ!とか、夢はでっかくがいいと思います。でも、僕そもそも海外にあんまり興味ないし、アトリエ三月は大阪に根付いたことをしていきたいと今のところは思っています。なので

とりあえずアトリエ三月に関わる作家が全員有名になること

と言うざっくりした目標を設定しました。で、

やっぱり色々考えた結果、今、youtubeもとい動画コンテンツが一番何が起こるかわからなくて未知数で面白いんじゃないかと。多分みんな最初は恥ずかしいから皆んなでやって慣れたら独立、みたいな感じでよいんじゃないかな。僕自身youtubeはよく見る方なんだけどART系のコンテンツがまだやってる人が少ない印象です。どんなチャンネルにするかは色々考えなきゃいけないけどね。もう言ってしまったので後戻りできません。

とにかくさっさと始めてやりながら模索していこうね。

他にも新たなチャレンジを色々と考えてはいます。


追記:2019.12.27


と、ここまで見返してみましたが、上記の部分からBARがなくなるというのはだいぶでかいように思います。しかし、一つ終わらないとまた新しいことができないのがいまの現状です。最後まで精一杯精進します。

こうやってギャラリーをコミュニティ化させてしまうことってめちゃめちゃ難しいと思います。

でも一方でこうした活動の仕方をしないと今後淘汰されていくギャラリーが増えていくだろうな、と思うのも事実です。

コミュニティ化させることの最大のメリットはそこに信頼できる関係が築けることだと思います。それさえあれば、多分やっていけると思うし、僕がBARを終了させるのも一つの実験です。

コミュニティとは一体何をもってして継続し続けることができるのか。

試行錯誤しながらやっていきます。

最後まで見ていただきありがとうございます。

大阪で絵画制作や美術活動をしつつ、ARTspace&BARアトリエ三月を運営しています。サポート頂いた分は活動費やスペース運営費として使用させて頂きます。全ての人がより良く生きていける為に 美術や表現活動を発信し続けます。