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【厳選】「製造業」×「営業職」に携わる方へおすすめビジネス本5選

お疲れ様です、こたろうです。

皆様いかがお過ごしでしょうか?私の住む愛知県では、本日コロナウイルス対策として、県独自の「緊急事態宣言」が出ました。宣言の期間は来月6日までで、我々愛知県民に対して、不要不急の外出や移動の自粛を求められます。公私ともに、今まで以上に制限のかかった生活が強いられます。そして必然的に家で過ごす時間が多くなると思いますので、タイトルにもある通り、今回は私が読んできた「ビジネス本」をご紹介いたします。

私は新卒から「製造業」×「営業職」を約7年間ほどやってきました。これからご紹介する5冊のビジネス本は、ぜひ「製造業」×「営業職」に携わる全ての方々へ自信を持っておすすめしたいものです。本を読むことで得るノウハウ・経験は、私たちの生活や心を豊かにしてくれます。少しでも皆様のお仕事であったり、プライベート面でお役に立てれば、幸いです。

①トヨタ生産方式 ー脱規模の経営をめざしてー

発売されてから40年以上、多くの人に読み継がれてきた歴史的な名著です。著者の大野 耐一はトヨタ自動車工業(現 トヨタ自動車)の副社長を歴任された伝説のビジネスマンであり、誰もが知る「トヨタ生産方式」を体現化して、トヨタの生産体制の礎を築き上げました。

「トヨタ生産方式」は日本発のオリジナル生産システムであり、そのシステムがどのように構想・構築・実践したか、誰にでも分かりやすく書かれています。また、現在のような低成長時代を乗り切るためには、自動化やIT技術だけでなく、最終的には人による知恵であったり経験が必要であると、原点に気づかされます。製造業に勤めている人は必ず一度は読むべき本だと思います。

②トヨタ生産方式でドラッカーの『マネジメント』を読み解く

著者の岩月 伸郎は、1969年にトヨタ自動車工業(現 トヨタ自動車)に入社し、「トヨタ生産システム」の生みの親である大野 耐一から直接指導を受け、トヨタグループ最大手であるデンソーの副社長等の要職を歴任された方です。実父(岩月 達夫)もかつてデンソー社長を務めたことがあるため、「親子二代でデンソー役員」と業界内で注目されこともあります。

独自の組織論・経営論を生み出した「知の巨人」ドラッカー、データより事実を重要視する三現主義(現場・現物・現実)「実践の巨人」大野 耐一。両氏の考えは相反するものと見えるものの、たどりついたところはかなり共通していると著者は述べてます。トヨタの生産現場を事例に、ドラッカーの経営論をやさしく解説しており、「マネジメント」の入門書として最適な一冊となります。

③日本の中小企業  少子高齢化時代の起業・経営・承継

著者の関 満博は経済学者であり、多くの地域経済・農業・水産等に関する著書を出版されています。本書は日本の中小企業(製造業に限らず)にフォーカスしており、著者が大切にしている「現場主義」を貫いて書かれています。

かつての高度経済成長を支え、高い技術力を有していた日本の中小企業でしたが、近年の中小企業の経営は、人口減少・アジア諸国の台頭によって、大変苦しい状況の中にあります。しかし、こうした状況においても突破口を見出し、成長する企業又は、全く新しい分野で起業する会社も多くあります。現在中小企業が抱える課題を的確に捉え、今後の課題についてどう対応していけばよいか、詳しく書かれています。

④日本のものづくりを支えた ファナックとインテルの戦略「工作機械産業」50年の革新史

著者である柴田 友厚の現職は東北大学院教授ですが、もともとはファナックの社員でありました。この四半世紀、日本の工作機械産業は世界最強と言われてきました。なぜ日本の工作機械が最強なのか、それはファナックとインテルという「異業種の融合」があったからこそと本書では書かれています。

端的に言うと、ファナックはコンピューター産業よりもいち早く、インテルのMPUをCNC装置に採用して、それをこぞって日本の工作機械メーカーが取り入れたから「世界最強」になれたのです。地味な産業・縁の下の力持ちの産業というイメージがあるためか、工作機械産業に関する書籍は非常に少なく、その革新史の概要について書かれた貴重な一冊です。

⑤2022年の次世代自動車産業 異業種戦争の攻防と日本の活路

トヨタ自動車の豊田社長が「勝つか負けるかではなく、生きるか死ぬかの瀬戸際」と発言するほど、日々、自動車産業は目まぐるしく激変しています。自動車産業の覇権を握るのは、「完成車メーカー」なのか、GAFAを中心とした「テクノロジー企業」なのか、互いに一進一退の攻防を繰り返しています。

この著書の良さは、次世代自動車産業の情報を一冊の中に、必要かつ十分に網羅してあるということです。2018年6月に発刊されているため、若干ながら古い情報もあります。最新情報も抑えたいのであれば、新聞やインターネット等の記事と併せて本書を読むと、尚効率的かなと個人的には思います。

⑤終わりに

以上が、「製造業」×「営業職」の方へおすすめするビジネス本でした。おそらく、少しマイナーなビジネス本(?)だったかもしれません。しかし、いずれもビジネスマンなら押さえておきたい点がたくさん書いてある本なので、「製造業」×「営業職」でない方も是非、お時間のある時に買って読んでみて下さい。

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