他人との境界線と期待と自己強化

昨日、ニー哲のコミカライズを描いてくださっている荒木先生とニコ生にでて、そのあとに二人でご飯を食べに行きました。

荒木先生は私より年下の女性なのですが、そこでこんな質問が飛び出して私としてはハッ!とさせられる一言でした。

コミックはこちらで読めます!

「哲学書を読んでいたら、人に対して怒りが湧いてこなくならないんですか?」


というもの。

これは文脈的に「人それぞれ。という前提でものを考えるようになるから、人にひどいことをされても『まぁ他人だしな』と受け止めてしまい、人を変化させようとする気が起こらなくなるんじゃないですか?」

ということです。

この質問に対して、私はまさしくそうだな。というか人に甘すぎるところがあるので、「なんて確信をついた意見なんだ!」と感激してしまいました。

これは自分に限らずいろんなことに対して言えると思うのですが、相手になにをされた、ということよりも「その時自分がどういう選択をしたか」を重要視しすぎる傾向の人もいると思います。

人にひどいことを言われたりすることもありますが、私は他人ってそういう「操作できない存在」だと思って受け止めています。

冷たい言い方をすると「愚民思想」(※大衆ってなんてバカなんだーと思うこと)に近いのかもしれませんが、ひどいことを言ってくる人や心ないことをする人はいるけれども、それは一定数存在するというか、「人LOVE!俺は人間を愛している!(折原臨也)」的な人間愛が足りない意見かもしれないですが、人間ってそういうエゴイストな生き物なんだと思っています。厭世主義者ではないですが。

そういう人に対して、自分がとる選択肢というのは常時存在しており、媚びないという選択肢であったり、恩恵を受けないでいいや思うという選択肢であったり、武術を身につけて自信をつけるであったり、勉強して知識をつけるなり、なにかしらの方法によって自分を奮い立たせることはできるはずです。

そういった心ない人を野放しにする必要はありませんし、文句もどんどん言うべきだと思いますが、個人的な結論としては「他人は変えられない」だから他人に期待しすぎない。つまりなにが言いたいのかというと、悩んだり不条理な目にあった時に、その怒りを自己強化に使うという方法もあるということです。いろんな処置があると思いますが、自分が提示したいのはこの方法ですし、自分はいままでそうやって生きてきました。

そしてこれはとても冷たい考え方かもしれないです。

他人を変えるということに労力を使わず、自己完結して自分を強化するという考え方ですから。誰とも共有せず。言い換えれば、他人の変えることに一秒も時間を割きたくない。という考え方ともいえるでしょうね。それにまぁ、このような考えは人を甘やかしてしまう考えとも言えるでしょう。

他人と自分との間に圧倒的境界線を引いてるからこそ「他人と融合する」とか「一体感を感じる」という感覚が私には正直わかりません。けれども、その分他人と共感しあったり、解り合えるようなこと、励ましあえるような瞬間に究極的な価値を感じます。

他人となにかしらで心を通い合わせられている瞬間というのは、稀少性があるし、ものすごく美しいものに触れたような感動を感じます。ようするに、すべてを偶発的なものとしてみているからこそ、必然性を強く感じる瞬間に立ち会えた気になる、ということでしょうね。

自分で何かを選択する、ということを積極的に行うと流されることが少ない分、選んだものに意味を見出しやすいし、大切にできるのではないかな、と思います。

哲学者エーリッヒフロムの言葉を借りると「一人でいられる能力こそ、愛する能力の前提条件なのだ」が近いでしょうか。圧倒的な自分だけの世界を構築する、という強さを大切にしたいです。

そして自分だけの世界にこもって日々ラノベ書いてます、ご興味あられる方は皆様ぜひご覧ください!

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原田まりる

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