おせち

昔からおせちがあんまり好きじゃない。

これは自分が米は好きだけど餅は好きじゃないからかなーとか思ってたけど、どうもそれだけじゃないみたいで。おせち、というよりちょっと高級な和食みたいなやつがそもそもあんまり好きじゃないことに気づいた。

おせちもちょっとお高い和食も、別に味がどうにも好きじゃないってわけではない。味は好きなものもいくつかあるし、問題は別のところにあって、それは一つ一つの量が少ないことだ。これはただ単に自分が大食いってだけではなくて(ないわけではないけど)、おそらく自分の中では、食事において食べたものがお腹にたまる感覚の重要度が高いのが原因だろうなーと思う。

だから駅弁の小分けした部屋におかずがちょっとずつ入ってるやつ(伝われ)を選ぶ母親の気持ちがずっとわからない。ガツンと焼肉弁当食べたくない…?と思ってしまう。

これは別に和食に限ったことではなくて、洋食でもお高いコース料理とかあんまし楽しみにできない。おいしいことにはおいしいのでニコニコ食べるけど、心のどこかではちまちま食べさせんといてくれーー、と小さく叫んでいる。どれだけ高級な料理を食べても、ラーメンだったり丼ものを食べたときのあの幸福感に勝るものはないのである。

ただしこれは若いうちだけなのかなーとも思う。部活やってた頃に比べたら今でももうすでに食べられる量は減ってきてるし、こからも年取るにつれて減ってくと思うと、だんだんガツンと食べるのが難しくなっていくのかもしれないと思う。これは健康上しょうがないような気もする一方で寂しい気もする。ずっとガッツリ食べていたい一方で、ガッツリ食べ続けられてしまった場合、すぐに体にガタがきて苦しむ未来が確約されてしまう気もする。


まあでもめんどくさいことをゴタゴタ考えるのはめんどくさいので、とりあえず今のうちは安くて味の濃い何か、飲み下して食べまくっていきたいと思う。

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