辻元筆頭理事ぶら下がり

辻元予算委筆頭理事、奥野次席理事ぶら下がり 20210316

辻元筆頭
 今日ですね、総務省接待問題に係る参考人が終わりましたけれども、今日の一つの焦点、特に東北新社の外資規制違反。この案件について、昨日の参議院の予算委員会集中で、東北新社側の言い分と総務省側の言い分が食い違うということが明らかになり、今日も引き続きその点、総務省の側だけでしたけれども、鈴木現電波部長、出てきていただいて、そして東北新社の方は、木田氏は出てきていただけませんでしたけれども、質疑が集中しました。結果ですね、ますますですね、この両者の言い分が違うという点が明らかになりました。鈴木電波部長、皆さんご覧になってたと思いますけれども、「記憶にない」と。「そんな事実は記憶にない」っていうことを言い続けているわけですけれども、ちょっと納得できるものではないと思います。そこでですね、1点目は、この当事者、両方、これ白黒つけた方がいいと思いますので、今日は木田氏とそれから鈴木電波部長、両氏のですね、証人喚問を求めたということが野党からの1点目です。そして2点目がですね、中島東北新社現社長がですね、「木田氏等によく聞いて報告をします」ということを何回もおっしゃいました。答弁されました。そこで、こちらとしてはですね、どういう形で報告を本委員会にしていただくのか協議をしたいということで、終わってからの理事会を自民党側に求めた、与党側に求めたんですが、拒否されたということです。後ろの方でちょっと話し合ったのをご覧なったと思うんですけど、何回も強く求めましたが、理事会で協議する必要はないということでですね、応じていただけなかったということなんです。それで、今日の質疑、一連の質疑でもこの外資規制の発覚、そしてそのときの総務省の対応ということが、どうもやはりですね、何か手心があったんじゃないかとか、見過ごしたんじゃないかっていう疑念も晴れておりません。ですから、今からちょっと国対委員長とも相談しますけれども、今日あれほど社長の方が、中島社長がですね「報告をさせていただきます」とおっしゃいましたので、どういう形で報告をしていただくのがいいのか、国対とも話し合って、与党の方に申し入れるのか、委員長と相談するのか、これから決めていきたいと思っております。ここが大きな焦点だったと思っておりますので。以上です。


記者
 東北新社からの報告を受ける場としては現状、どこがベストだと考えているか。

辻元筆頭
 1番いいのはですね、もう1回予算委員会開いてですね、そこに来ていただいて、質疑を受ける形がいいと思いますが、普通考えられるのは、予算委員会の理事会等ですね、にまずご報告をいただくと。あのペーパーなりを出していただいて、ご説明に来ていただくというのがいいかと思います。でも今日、なんで理事会を拒否するのかがわからない。それを確認するだけだったので。

記者
 本日、谷脇審議官が辞職したがどう受け止めるか。

辻元筆頭
 山田真紀子氏も辞められましたよね。2人目、谷脇さんもお辞めになって、辞めて何か逃げ切ろうとされてるんじゃないかなっていうふうに、思わざるを得ないと思います。トカゲの尻尾をですね、1個、2個ってこうやって切っててですね、その内ですね、調査をしてるっていうことで、何かごまかそうとしてるんじゃないかなっていうふうに思ってしまいますね、今までの総務省、政府の対応を見ていると。ですから、主舞台は今、参議院の予算委員会になってますので、谷脇前審議官ということになりますけれども、呼ばれたらしっかり国会で対応するように求めていきたいと思います。

記者
 本日の質疑全体をどう受け止めるか。

辻元筆頭
 問題点がさらに浮き彫りになった今日の質疑だったんじゃないかなというように思っております。ですから、特に東北新社の中島社長は会社を守らなきゃいけないので、一生懸命、会社を守る立場で、総務省と意見が違ってもですね、いろんなことえおおっしゃってたこと。これは真相を解明していく上で、2、3歩進んだんじゃないかというように思っております。沢田社長については、やはり会食問題ですね、大臣と会食したかどうかぐらいのですね、もうおっしゃった方が、ああいうふうにお隠しになると会社の信用が落ちるんじゃないかと思いました。

記者
 菅政権が発足して半年、政権の評価と所見を。

辻元筆頭
 「安倍政権引き継ぐ」言うてですね、悪いとこも引き継いではったんやないいうのが、あのボロボロ出てきてるというように思っています。ですから、何か成果よりもむしろ安倍政権と同じようなですね、身内びいきとかですね、それから官僚に対してのいろんな問題とか出てきてる。そっちの方が大きいなというふうな印象です。ですから、何か成果といって何あんねやろってちょっと今、ピンとこないような、ちょっと情けない状況なんじゃないでしょうか。

記者
 証人喚問を求めたとのことだが、裏では参議院の予算委員会が行われている中、別の委員会でという可能性もあるのか。

辻元筆頭
 それはこれからですね。とにかくちょっと、あまりに大きな食い違いだったじゃないですか。昨日はなんか、あれってパキッと割れて、食い違ってるのが今日は傷口がガガガガーっと開いたような感じですので、やはりこれ、見過ごすわけにいかないと思うんですよ。参議院は参議院でおやりになると思いますけれども、衆議院の予算委員会の中の質疑で矛盾点が出たわけですから、これは第一義的にやっぱり衆議院の予算委員会で決着しなきゃいけないんじゃないかなって、放置はできないんじゃないかと思ってます。

記者
 総理が4月に外遊に行くようだが、その前に予算の集中を要求したのか。

辻元筆頭 
 今日の朝の理事会の方でですね、予算委員会、外交案件、特に訪米ということがありますので、これについて訪米に行かれる前に集中をお願いしたいということを提起したと。これ、継続協議になりました。

記者
 日程感のイメージは。

辻元筆頭
 何か4月の9日ぐらいから行くの?ですからね、参議院の予算がどれぐらいまで来るかわかりませんけど、普通はやっていただきたいなあと、これ野党から求めていきたいと思います。

記者
 半日とか1日とか…

辻元筆頭
 そんなの全然これからですよ。

以上

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