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人と人、人と自然、それぞれの接点を生むグループランの可能性

先月、毎年12月に行われる IZU TRAIL JOURNEY を主催され、修善寺にて、ITJ BASEというホステルを経営される千葉さんをお呼びし、Tagore Harbor Hostelにて自然豊かな西伊豆戸田の土地を走りながら体感する「グループランin HEDA」を開催した。

7時から始まったグループランin Heda

グループランとはそもそも何か。
参加費もアポイントも不要で、ただ決められた時間に仲間たちと一緒に走ることをいう。マラソンとは違って、競争を主眼とせず、初心者も気軽に参加できるペースで走りながら、参加者同士がコミュニケーションを楽しむ場ともなっている。

近年では、ランニングシューズブランドのお店が店舗の営業後に開催している形が多く、私も以前 「on」というシューズブランドのグループランに参加した。普段出会わないような人との出会いがあったり、普段見ている街並みがさらに魅力的に見えたり、単なるランニングに終わらない、場の価値を感じた。

走る前に自己紹介とストレッチ
コースは港前から出合い岬までの往復4-5km程度



グループランにはもう一つ大きな価値がある。走る土地、特に美しい自然が広がる場所の魅力を肌で感じる機会があること。

今回のこのイベントに至った経緯でもあるが、ITJのグループランに参加し、修善寺を走った際、普段出会わない道、そこから見える新しい風景に感動を覚えた。東京ー伊豆の移動生活となり、いつのまにかクルマ中心の生活になっていたこともあり、自分の視点、自分のスピードで、モノ・コトを見る感覚が鈍くなっていたのかもしれない。走り進めるごとに、その大切な感覚を取り戻せる気がしてる。

ただ、見るのでなく、走ることで、季節による草木の香りや色づきの変化、道から伝わる土の柔らかさ、朝の湿気、鳥の鳴き声、自然としっかり向き合い、感じることで、自然と身体がなじむような感覚になる。
自然と友達になる、そんな感じ。。。 



戸田にせっかく来るのなら、ゲストの方々にもそんな気持ちを味わってほしいなと、今回千葉さんにお願いして、開催に至った。

グループランを主催する目的は、参加者同士の絆を深め、地域の自然の魅力を存分に体験すること。「参加者同士の横の繋がりを生むこと」と「戸田の自然の魅力を体感すること」を大切にして行った。

単なるランニングだけでなく、友情やコミュニケーションを育む場でもあり、地元の美しい景色を探索する新しい方法だと思っている。 

参加者たちは、忙しい日常から解放され、自然の中で新しい友達と素晴らしい経験を共有することができる。ランニングを通じて楽しさと冒険心を提供し、同時に地域の自然と文化に深く触れ合う場を築いていきたい。グループランは、コミュニケーションと冒険の新たな形式であり、これを通じて参加者たちが戸田の美しい自然を一緒に探索し、共感し、楽しむことを目指していく。また次回開催の日まで。

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