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胃の痛みが消えるまで⑶

自分の感情と向き合うセッション。3回のセッションが終わる頃、子どもたちとの間に境界線が引けるようになってきました。子どもたちの人生のハンドルを握らない。人生の乗り越える課題は、本人が設定してきた課題なのだから、勝手に取り上げない。だんだんと子どもたちの人生を信頼して見守れるようになりました。監視から見守りへ。

セッション終了のタイミングで、本格的に取り組みたい人向けの講座の案内があり、今度は別の講師とグループの仲間に伴走してもらい、さらに深めていくことができました。
このセッションの講師陣のなかに、気になる方がいました。食べ物のことに興味があるなら山本先生。

グループセッション修了から一年後、山本先生のヒーリング講座の募集がありました。私は、受講するために東京から大阪へ一泊二日の一人旅を思いつきました。自分だけのためにたっぷり時間を使える幸福感にひたりながら、大阪へ向かいました。

二日間のヒーリング講座では、自分の内側の整え方やエネルギーの送り方などを習得することができましたが、いちばんの収穫は、山本先生が私にくださったアドバイスでした。「胃の修復が最優先だね。とろろを食べるといいよ。」先生が主催されている「食事の学校」でのアドバイスを教えてくださったのです。

帰宅してから、さっそくとろろを食べる生活を送ってみましたが、目立った変化はみられません。山本先生のブログを過去に遡って読んでみました。胃の修復とはどういうことなのか?胃を大切にすることは自分を大切にすることに繋がるってどういうこと?甘いものはルールを守って食べるってどういうこと?次々と疑問が湧いてきます。秋風が吹き始めた頃、山本先生が「食事の学校」の募集を開始しました。迷わず申し込みのボタンを押しました。

「食事の学校」はオンラインの講座。陰陽五行、東洋医学、薬膳の考えをベースにして、毎日のおうちごはんに活かしていく講座です。週に一度、丸一日分の食事の写真と食べた物、使った材料、調味料を投稿します。自分の体調も報告していきます。

始めてから2週間ほどは、私の食事に不足しているものをプラスするようアドバイスがありました。「ご飯に黒ごまをふって食べてみて。味噌汁には青ネギを入れて食べてね。」

黒ごまは、腎・膀胱系に作用して冷えから守ってくれるとのこと。私が講座を申し込んだ時期は秋冬。腎は寒さに弱い臓器だから一層のケアが必要になってきます。また、腎は生命力の源を蓄える臓器。アンチエイジングの鍵となるのだそうです。
青ネギは、カラダの巡りが良くなる食材だと教えてもらい、食わず嫌いだった生のネギを食べるきっかけになりました。

食材の意味を知った私は、ものすごくやる気が湧いてきました。毎日、毎回の食事に手軽に取り入れられるのですから、習慣にしやすい。私にとって毎日コツコツできるものほど楽しいものはないです。

3回目の投稿をした後、先生からのアドバイスに驚きました。カラダに良いと思って食べていたある物を、しばらくお休みしてくださいと言われました。先生は私の胃の痛みの原因に気がついたようでした。


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