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「ママのおめめに そっちゃんが うつってるー!」


タイトルはそっちゃん(3歳、次男の愛称)の言葉です。

一緒にお昼寝しようとして向かい合った時、私の瞳に自分が映るから面白く感じたのでしょうね。

「ママのおめめに そっちゃんが うつってるー!」興奮気味に何度も言っていました。嬉しそうにニコニコ笑いながら。


予想に反して次男はなかなか眠らず、私の方が眠たくなるわー。
そう思ったから仕事しようと思って私が布団から出た時に、

「ママのおめめの そっちゃんが あらなくなっちゃう。」
※あらない=ないの意味。
次男語。元の言葉より長くなっているという・・・


って言いながら私の腕を引っ張りました。
私が離れるから私の目に映る自分が見えなくなると。
つまり離れないでと。

くぅぅぅぅぅ。可愛いなぁ。


とはいえ私も仕事場が自宅なだけで、ずーっとひっついているわけにはいかない。自宅で仕事ができるって幸せだけれど、一緒にいるからってずーっと遊んであげられるわけじゃないもんね。これ自宅で仕事する親なら感じる「あるある」だろうなぁ。

こういう時間って一瞬で過ぎてしまいそう。
最近こんな風にしきりに思うのは、西原理恵子さんの「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」を読んだ影響かもしれない。

家なんて、もっと汚くてもよかった。洗濯物もためちゃえばよかった。
(略)
だって、あんな時間はもう二度とない。
子育て、大変だった。でも楽しかった。


西原理恵子さん「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」
より

ううううー、泣ける。
他にも号泣ポイント、たくさんありました。

今はまだヘンテコな日本語しかしゃべらないそっちゃんも、16歳くらいになれば「この、くそばばあ!」とか小生意気な口をきいてくるんでしょうか。
というかもう口すらきかなくなるのかもね!

なーんて妄想しながら読むと、涙が3割り増しにポロポロと出てきますわよ。奥様。


私は息子たちにべったりな親になりたくないし、なるつもりもない。
彼らを産んだお母さんですが、育てていつか社会にお返しする。
どちらかと言えばそんな気持ちが強いです。
私は過保護に育てられて息苦しかったから、その反動でしょう。
お母さんも自分の人生、好きにさせてもらうしね!


だからこそ彼の目に私が映る距離でいられる貴重な時間を噛み締めて大事にしないとなぁ。そんなことにふと気づかされる午後。

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浜田 綾(コトバノ):ライター
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