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地球と「ともだち」になりたい。

「これほしい!」見た瞬間にそう感じました。


ほぼ日の地球儀。
買います、絶対。

ほぼ日のコンテンツを読むのは大好きなんです。
ほぼ日の商品と言えば、「ほぼ日手帳」ですよね。ただ手帳に関しては、ほぼ日がどうというより、私が手帳を活用できていないので、手帳そのものにさほど興味がないんです。たぶん楽しみ方を知らないんでしょう。

ほぼ日は好きだけど、手帳には興味がない。
一緒に盛り上がれない自分を、密かに歯がゆく思っていました。
私にとって「楽しめること」、「熱狂できること」、「私事に感じられること」ってとっても大事なんです。この地球儀は私事感、ものすごい感じる!



学生の頃、地図帳を眺めるのが好きでした。国旗や国名、首都名を覚えるのも好きでした。「覚えて何になるんだ?」と聞かれたら、本当になんの役にも立っていないけど、ただ見て覚えるのが好きだったんです。

国旗は、意味があるから面白いんですよ。
有名なところで言えば、アメリカの国旗、横のボーダーラインは独立当初の州の数で、星の数が現在の州の数ですよね。イギリスのユニオンジャックはイングランド、スコットランド、アイルランドの旗が合わさっています。

インドの国旗の真ん中のマークの原型は糸車です。ガンジーがイギリスからの独立運動の際に、糸車をシンボルとして活動したからです。「インドには昔はどこの家にでも糸車があった。みんな自分の家で糸を紡いで服を作っていた、でもイギリスの植民地になって綿花を買わされるようになり、糸車が消えてしまった。もう一度糸車を取り戻ろう、インドを取り戻そう。」その意味で糸車なんです。ただしのちに現在の国旗になるにあたり、糸車から法輪(仏教ののシンボル?)になりましたが、原型となったのは糸車です。
こういう国旗ができるまでのエピソードと合わせて、国旗を眺めるのが好きだったんです。

国の境界線にも意味があります。国家の境界線って地形に沿って決まることが多いから、ガタガタいびつです。でもアフリカ大陸の境界線が割と直線なのは、ヨーロッパ諸国が都合のいいように国家を分割したからああなっているわけです。全ての地形、地名、国旗などなど紐解くと全部意味があるんです。私も知らないことの方がまだまだ多いけど。そういうものを知るのが好きなんです。

だから大学は史学・地理学科という学部に進んだのかもしれない。まぁ地理の勉強はあんまりしてないし、繰り返しますが知って何になるのか?と言われたら、何にもならないけど!


という背景があるもんで、この地球儀は私のドツボです。教育的な意味でも家にあってもいいな、ってのもあるけど、それはどっちでもいいや。だって勉強になるから〜って理由で子供に買い与えても、子供からすれば知ったこっちゃないと思うんです。
「役にたつから」よりも、「楽しいから」という理由で買ったものの方が面白いに決まっている。私はこの地球儀、ただ単純に楽しそうだからものすごいほしいです。



それにしても、この地球儀のほぼ日のサイト。見せ方うまいですよね。

もっと地球というのものと親しもうと思いました。
さぁ、まるくてかるい地球と、生活しましょう。
ともだちになれる地球儀です。

この辺のコピー、糸井さんらしくて素晴らしい。


世界で起きている出来事ってどこか他人事というか、遠い世界の出来事に感じてしまいがちです。もちろん私も。
だけど私も世界の他の人も、同じ地球人で同じ地球のともだちである。地球ごと「私事」に感じるきっかけに良いのかなって思ってます。

私も地球と「ともだち」になりたいなぁ。

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浜田 綾(コトバノ):ライター
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